【MLB】レッドソックス12-13オリオールズ(9月9日・日本時間10日/ボストン)
これぞ“世界のマサ”の真骨頂だ。レッドソックスの吉田正尚外野手が「5番・レフト」で先発出場したこの試合、第1打席に続いて第2打席でもライト前ヒットを放ち、自身4試合ぶり、今季48度目のマルチ安打を記録。変化球を巧みに捉えるバッティング技術を披露してファンを大いに喜ばせた。
吉田のヒットが生まれたのは3点ビハインドで迎えた3回裏、レッドソックスの攻撃でのことだ。この回はターナーがショートのエラーで出塁し、2死一塁という場面で吉田に第2打席が回ってきた。
第1打席はナックルカーブにバットをうまく合わせて4試合ぶりのヒットをライト前に運んでいた吉田に対し、オリオールズの先発フラハティは同じ轍は踏まないとばかりに初球ストレートから入ると、2球目には真ん中低めにカットボールを投じて、早々と2ストライクに追い込んだ。
わずか2球で追い込まれた吉田は簡単に引き下がるわけもなく、続く3球目からは際どいコースをすべて見送って3球連続ボールの判定でカウントはフルカウントに。6球目はストレートが来たが、これはファールにしてカット。狙っている変化球をじっくりと待ち続けているようだった。
そしてフラハティが投じた7球目は、内角低め、見逃せばボールかもしれないカットボールだったが……これに吉田のバットが反応した。華麗なスイングでこのボールを捉えると、打球はライト前へと一直線。吉田はこれで、今季48度目となるマルチヒットを達成したが、一塁走者がターナーが機転を利かせて3塁へと進塁するなど、2死ながら一、三塁とチャンスを広げる価値のある一打となった。
吉田だからこそできるといっても過言ではない、唯一無二のバットコントロールによって生まれたヒット。4試合ぶりともなるマルチ安打を目撃したファンは、「これが見たかってん」「固め打ちの日でーす」「ナイスマルチ」と大喜びで、吉田の活躍を称えるコメントが際立った。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
■大谷翔平 人気記事
・ドジャース(大谷翔平所属)試合日程・時間・放送予定 【2024シーズン】
・大谷翔平 成績・打席結果【2024シーズン】
・大谷翔平 ホームラン成績【2024シーズン】
・ドジャース大谷翔平 年俸推移・予想
・大谷翔平の速報・今日のニュースを見る
■Pick Up
・嫌われない広告とは?「ABEMA」のスポーツ×広告事例から紐解く
・国内OTT史上初の“ライブ特化型広告”って何?
・槙野智章氏と考える「スポーツ×マーケティング」の可能性