<大相撲九月場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館
横綱・照ノ富士(伊勢ヶ濱)が腰痛と糖尿病、前頭九枚目・伯桜鵬(宮城野)が左肩の手術を受けて休場することが決まっている大相撲秋場所が幕を開けた。
注目の新大関・豊昇龍(立浪)は、前頭二枚目・阿炎(錣山)に土俵際へ追い込まれ、ひやっとする場面もあったが、とったりで下して白星スタート。先場所は初日から休場するなど万全な体調で臨めず負け越し、今場所かど番大関として臨む霧島(吊り出し)も、小結・翔猿(追手風)を吊り出しで下した。
一方、7度目のかど番大関となった貴景勝(常盤山)は、前頭筆頭・北勝富士(八角)に取り直しの末に叩き込みで黒星。かど番大関の2人は明暗が分かれる結果となった
新関脇の琴ノ若(佐渡ヶ嶽)は、前頭三枚目・正代(時津風)を寄り切りで下し白星発進。新小結・錦木(伊勢ノ海)も、前頭三枚目・玉鷲(片男波)を押し出しで破って、順調なスタートを切った。
横綱不在で優勝争いは混戦が予想される。プレッシャーがかかる上位陣が、今場所をどう盛り上げるか、注目が集まる。
(ABEMA/大相撲チャンネル)