<大相撲九月場所>◇初日◇10日◇東京・両国国技館
前頭筆頭・明生(立浪)が、関脇・大栄翔(追手風)を叩き込みで下した一番。大栄翔は明生の変化についていけず、あっさりと勝敗が決まり、館内はどよめきが起こった。一方で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は明生の取組後の表情から心情を推察していた。
明生は立ってすぐに左に変化し、大栄翔を叩き込んだ。この日、幕内で唯一の注文相撲。熱戦を期待していた館内は騒然とし、視聴者からも「あーあ…」「あらま」といった声が届いていた。
一方、この取組を受け、花田氏は「(大栄翔は)見てない。頭下げすぎですね。足も揃ってるし、それを明生はわかっていたんじゃないですか。明生も当たっていくタイプだし」と冷静に分析。それから「場所の初日に変化というのは結構度胸がいること。館内も騒ついちゃうんですけど、これはこれで彼が判断したことですから」とあくまでも勝ちにこだわった明生の判断であったことだと説いていた。
またカメラに抜かれた明生の絶妙な表情を見て花田氏は「わかってるんですよ。感じているんですよ。(本人からすれば)『仕方ないだろ』ってところだと思いますよ。(そうすれば)勝てるのがわかっているわけだし」ともコメントしていた。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
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