「これぞ大相撲！」と称賛の声　土俵を仕切る俵の上で驚異的な粘り→大逆転劇に館内大興奮「ドキドキが止まらない…」「大関相撲すぎる」

＜大相撲九月場所＞◇二日目◇11日◇東京・両国国技館

　元大関の前頭二枚目・朝乃山（高砂）が、関脇・琴ノ若（佐渡ヶ嶽）を上手投げで下し初日から2連勝となる白星を飾った。大関経験者らしく驚異的な粘りを見せた朝乃山の強さに、「ドキドキが止まらない…」「大関相撲すぎる」とファンも興奮した。

　不祥事で6場所出場停止の処分を受け、大関から三段目まで番付を落としたものの、持ち前の実力を武器に幕内まで復帰。幕内復帰後も二場所連続で勝ち越しを決めて番付を上げてきた朝乃山。二日目の相手は勢いのある新関脇・琴ノ若だ。立ち合い強く当たった両者。朝乃山はいなされて土俵際に追い込まれると喉輪で攻められ苦しい体勢に。だが俵の上で踏ん張りながら驚異的な粘りを見せて右に回り込んだ朝乃山は、今度は左上手を取って力強い攻めを展開。最後は豪快な上手投げを決めて2勝目の勝ち星を挙げた。敗れた琴ノ若は1敗目を喫した。

　朝乃山の逆転勝利に、ABEMAで実況を務めた田中大貴アナウンサーも「これぞ大相撲でしたね！」と手に汗握る様子で一言。同じく解説を務めた元前頭・蒼国来の荒汐親方は「立ち合いは朝乃山が上手を狙いに行きました。そこを琴ノ若が上手く横から攻めていた。ここは琴ノ若が上手かったです」と分析すると、「朝乃山は（土俵際で）よく残りましたね。上手が取れたので、朝乃山は左上手を取ると力が強い」「タイミングも良かった」と勝因について語った。

　元大関の実力が垣間見える朝乃山の逆転劇に、ファンからも「ドキドキが止まらない…」「大関相撲すぎる」「ほんとすごい！」「土俵際もうまい」「意地が見えた」「素晴らしい」と称賛の声が相次いで寄せられた。
（ABEMA／大相撲チャンネル）