<大相撲九月場所>◇三日目◇12日◇東京・両国国技館
三段目七十一枚目・山藤(出羽海)と三段目七十二枚目・和歌桜(春日野)の一番で、押し出されかけた山藤に行司が接触するというハプニングが発生した。
175.4センチ・76.8キロと細身の山藤が、立ち合いから鋭く和歌桜にぶつかっていったが、体格に勝る和歌桜は重い突き押しでじっくりと山藤の上体を起こしていく安定した取り口。土俵を丸く使って体を入れ替えようとする山藤だったが、ここでハプニングが待っていた。
この一番を裁いていた行司・式守海之助が、素早く動いてくる山藤を避けようとしたものの、和歌桜の突き押しを食らった山藤が、式守海之助の方向に避けてしまい、肩口からもろに接触。館内からも思わず「ああ…」という声が漏れるほどだった。
強めの接触だったものの、式守海之助はバランスよく俵に足をかけて土俵に残ったが、さらなる追撃を食らった山藤はこらえきれずに土俵下に落下して、押し出しで敗れた。行司がぶつかったことで勝敗が逆転していたら、いろいろと疑問が残るところだったが、勝敗には影響が出なかった。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗



