<大相撲九月場所>◇三日目◇12日◇東京・両国国技館
序二段四十二枚目・月岡(二子山)と序二段四十三枚目・竹丸(宮城野)が、土俵際で同時に倒れ込み「こっちが勝ち?そっちが勝ち?」と思わず見つめ合うシーンが誕生した。
月岡、竹丸ともに0勝1敗で、早く今場所の初日を出したいという一番は、立ち合いで月岡が左に大きく変化。これにゆっくり立ち合った竹丸は慌てることなく対応し、両者押し合いを続けると、竹丸が一瞬体勢を崩したところで、月岡が一気に前に出た。
ただ竹丸も粘り、体を捻って逆転の突き落としを狙うと、月岡は手から土俵にばったり。また竹丸もほぼ同じタイミングで左膝をついてしまった。両者ともに、瞬間的に微妙なタイミングと察してか、ほんのわずかな時間の間に両者とも相手の顔に視線をやり、見つめ合う瞬間が発生。倒れこんだ後も「どっち?」というように視線を交わす時間があった。
審判団から物言いがつき、協議の結果は同体取り直し。2人の感じたぎりぎりのタイミングは、やはり正しかったようだ。なお取り直しの一番は、竹丸が押し出しで勝っている。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗





