【キリンチャレンジカップ2023】日本代表4-2トルコ代表(日本時間9月12日/セゲカ・アレーナ)
日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2023でトルコ代表とベルギーのセゲカ・アレーナで対戦し、伊東純也のPK弾などで勝利した。これで森保一監督の第二政権では、エルサルバドル戦から4連勝とした。
9月シリーズで欧州遠征中の日本代表は、10日の国際親善試合でドイツ代表と対戦。FIFAワールドカップカタール2023での劇的な逆転勝利から約10カ月ぶりの再戦となった試合は、成長を見せた日本が4-1のスコアで快勝した。
同シリーズ2戦目ではEURO2024予選でグループ2位につけるトルコと対戦。ドイツ戦から10人を入れ替え、GKは中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)、DFはフル代表初選出の毎熊晟矢(セレッソ大阪)、谷口彰悟(アル・ラーヤン/カタール)、初出場の町田浩樹(ユニオン・サン=ジロワーズ/ベルギー)、伊藤洋輝(シュトゥットガルト/ドイツ)、MFは堂安律(フライブルク/ドイツ)、伊藤敦樹(浦和レッズ)、久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)、FWは古橋亨梧(セルティック/スコットランド)の11人が並んだ。
立ち上がりはなかなかシュートチャンスを作れない日本だったが、15分にゲームを動かす。右サイドに流れた伊藤敦が堂安とのワンツーで中央に流れて左足を一閃。これがゴールの右隅を捉え、伊藤敦の代表初ゴールで日本がリードした。さらに28分、ボックス手前中央の位置から久保が左足を振り抜くと、強烈なシュートをGKが弾き、最後は中村が押し込んだ。
その後も攻撃の手を緩めない日本は36分、右サイドでボールを奪った毎熊がそのまま攻め上がって、逆サイドにグラウンダーのパスを通す。これを受けたフリーの中村が冷静にネットを揺らして3点目を挙げた。このままハーフタイムに入るかと思われた44分、セットプレーからGK中村が弾いたボールを押し込まれる。このプレーでGK中村は右肩を負傷。シュミット・ダニエル(シント=トロイデン/ベルギー)との交代を余儀なくされた。
迎えた後半はスタートから堂安、中村、毎熊に代えて、伊東純也(スタッド・ランス/フランス)、前田大然(セルティック/スコットランド)、橋岡大樹(シント=トロイデン/ベルギー)を送り出す。伊東は古巣・ヘンクのスタジアムに凱旋となった。しかし61分、日本の右サイドを切り崩されると、最後はゴール前のこぼれ球を押し込まれて、2点目を失った。
失点直後には左サイドを突破した前田の折り返しに古橋が完璧なタイミングで飛び出して合わせるが、シュートは惜しくもポストを直撃しゴールとはならず。63分には伊藤敦に代えて遠藤航(リヴァプール/イングランド)を投入し守備を引き締めにかかる。
それでもトルコの勢いに押し込まれる苦しい展開となったが、75分に伊東がロングカウンターで抜け出すと、ボックス内で倒されてPKを獲得。これを冷静に蹴り込み、伊東は代表戦3試合連続ゴールとした。
その後の日本は町田に代えて冨安健洋(アーセナル/イングランド)を投入。そのまま試合をクローズし、欧州遠征を2連勝で締め括った。
(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)