【キリンチャレンジカップ2023】日本代表4-2トルコ代表(日本時間9月12日/セゲカ・アレーナ)
日本代表は12日、キリンチャレンジカップ2023でトルコ代表と対戦し、伊東純也の3試合連続ゴールなどで勝利した。トルコメディアは「代表チームは日本に逆らえなかった」、「不安な結果」など日本戦の様子を伝えた。
欧州遠征2戦目を迎えた日本は、ベルギーのセゲカ・アレーナでEURO2024予選でグループ2位につけるトルコと対戦した。4-1で勝利したドイル戦から10人を変更して臨んだ日本だったが、15分に伊藤敦樹(浦和レッズ)の代表初ゴールでスコアを動かすと、28分、36分には中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)がゴールネットを揺らし3-1で試合を折り返した。
後半は1点差に迫られたが、途中出場の伊東純也(スタッド・ランス/フランス)が自身で獲得したPKを決めて勝負あり。日本がドイツ戦に続きトルコ戦でも白星を飾り、欧州遠征は2連勝で幕を閉じた。
この戦いについてトルコメディア『NTVspor』は「代表チームの不快なリハーサル」と、EURO予選中のチームにとって不甲斐ない結果だったと報じている。『HABERTURK』も「不安な結果」と報道。「前半で非常に効果のない試合を展開し、守備に大きな欠陥を抱えていた」と試合の入りが不安定だったことを指摘した。一方で日本人選手についても伝えており、先制点となった伊藤敦のシュートについては「ペナルティエリア外から左足を振り抜き、ウグルカン・チャクルを打ち破った」とコメント。さらに伊東のゴールについては「速攻のシーンでイスマイル・ユクセクが後ろからタックルをしてPKを献上した。伊東は見事なPKを決めた」と報じている。
また『Aksam spor』は「代表チームは日本に逆らえなかった」の見出しで、こちらもスタートの悪さを指摘。「代表チームは日本戦で前半のうちに0-3と劣勢に立たされた。直後に2点を返したが、さらに1失点し、2-4の敗戦を免れなかった」と伝えた。
さらに各メディアとも、この試合中にサポーターがステファン・クンツ監督の辞任を求めていたとも報道。『HABERTURK』によると「0-3とされて以降、スタンドからは諦めの声が聞こえた。スタンドからは『帰れクンツ』の横断幕を一部のファンが掲げた」という。
日本は9日に対戦したドイツ代表戦に4-1で勝利した。するとドイツサッカー連盟(DFB)は日本戦の翌日にハンジ・フリック監督の解任を発表。W杯の対戦でも、森保一監督が試合中にメモを取る様子から"デスノート"と称されて海外ファンの間で話題となったが、フリック監督の解任劇を経て再び脚光を浴びていた。
今回も日本に敗れた相手国の指揮官に解任を要求する声が上がっており、日本のファンも「トルコの監督が解任の噂があるけど、本当なら森保氏リアルにデスノート持ってるわ」「トルコ監督解任で森保手記=デスノート説を確定させていきたい」など話題になっている。
(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)