【キリンチャレンジカップ2023】日本代表4-2トルコ代表(日本時間9月12日/セゲカ・アレーナ)
もはや衝撃映像だ。ことあるごとに「イナズマ」と形容される伊東純也が、本当に速すぎた。終盤、1点差に迫られ、さらに攻め込まれていた時間帯に、日本を救う3試合連続ゴール。PKで沈めたそれは見事だったが、それ以上に、PKを獲得したワンプレー、80メートルを爆速で駆け抜けたドリブルが「もはやチート」と話題だ。
伊東のとんでもないプレーが飛び出したのは75分のことだった。日本は終始リードしていたものの、61分に1点を許して3-2と迫られ、さらに相手に攻め込まれていた時間に、チームを救うプレーとなる。
トルコのCKをディフェンス陣がクリアすると、自陣のペナルティエリア外の伊東の元へボールが転がる。これを拾った伊東はそこからドリブルをスタートして右サイドを駆け抜け始めた。ボールを持った瞬間から、並走したのは相手MFユクセクだ。すぐさま危険を察知して寄せようとするが、なかなか追いつけない。それどころか、大きめなタッチでボールを前へと送り、グングンと加速する伊東はユクセクを置き去りにして敵陣へと侵入した。
相手ペナルティエリアに侵入し、やや内側に入り込んだことでようやく相手が追いつき、たまらず後ろから倒してしまう。文句なしで笛が吹かれ、ユクセクにはイエローカードが提示され、伊東はPKを獲得した。
10秒足らずの間に、およそ80メートルを独走でドリブルしたそのシーンはもはや衝撃映像だった。そこで獲得したPKを伊東が自ら決め、6月のペルー戦、10日のドイツ戦に続く3試合連続ゴールをマークした。ただしやはり、得点以上に注目されたのがそのドリブル。とりわけ「スピード」に関する内容はSNSでも話題となった。
「なんでドリブルしてる方が速いんだ…」「1人で爆走ドリブルでPKゴールはヤバい」「ドリブルしてるのにDF置き去りとか、キャプテン翼やん」「ボール持ってない選手の全力よりドリブルの方が速いのバケモン」「もはやチート」などなど、SNSでは、伊東のドリブルに驚愕するファンの声であふれ返った。
このゴールで再び2点差とした日本はそのまま4-2で逃げ切り、ドイツ戦に続いて9月の2試合を連勝で終えた。
(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)