日本代表の“不動のセンターバック”によるファインプレーが大きな話題を呼んでいる。ブンデス屈指のスピードスターと名高いサネの突破に対し、決死のタックルで失点を防いだ冨安健洋に、元日本代表の槙野智章も「素晴らしい!」と称賛を送った。
9月10日に行われた国際親善試合で、攻守において圧巻のパフォーマンスを見せ、ドイツ代表に4-1で勝利した日本代表。同日22時から放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、この試合のMVPを出演者がそれぞれの視点で選出した。
現役時代、ディフェンダーとしてプレーしていた槙野は、「4点がありましたが……」と前置きしたうえで、「僕はやっぱりセンターバックの冨安選手ですかね」と自身と同じ守備陣をMVPとして選んだ。
なかでも槙野が絶賛したのは、ブンデスリーガの王者・バイエルンで10番を担うサネを抑える、冨安のディフェンス力だ。まずは45分、カウンターの場面でサネへとスルーパスが通りピンチを迎えた瞬間、ハーヴァーツをマークしていた冨安が持ち場を離れて全速力でサネを追いかける。最後は左足を伸ばしてシュートを阻止した。72分にもゴール右前でチャンスをつくられるも、正当なタックルでサネを吹き飛ばし、失点の芽を摘んだ。
「バイエルンのスピードスター」とも呼ばれるサネに喰らいつく冨安に対し、槙野は「足も速く体も強い選手に対して、後ろから遅れてもしっかりと守れる力強さがすごい」と絶賛。さらに普段は寡黙な冨安が、守り切ったあとに拳を握っており、「このガッツポーズまでが最高!」と後輩の活躍を称えた。
(ABEMAスポーツタイム)