<大相撲九月場所>◇中日◇17日◇東京・両国国技館
大相撲秋場所の中日は大関の3人が揃って黒星という波乱の展開。1敗は2人、2敗は4人と上位争いは大混戦ムードとなった。
かど番大関・貴景勝(常盤山)は、取組前まで4連敗中と合口の悪い小結・翔猿(追手風)に押し出しで敗れ2連敗を喫した。これで成績は5勝3敗。勝敗が決する際、貴景勝は翔猿に頭から低く当たられ土俵外へと転げ落ちたが、立ち上がり土俵上に戻ってくると、ふらつくような場面があり、観客は心配そうにその様子を見つめていた。翔猿は5勝目。
新大関の豊昇龍(立浪)は、前頭四枚目・宇良(木瀬)に叩き込みで土をつけられ、5敗目を喫した。宇良は5勝目。かど番大関の霧島(陸奥)は、前頭四枚目・隆の勝(常盤山)に突き出しで敗れ、3敗目。隆の勝は星を五分に戻した。
一方、先場所で優勝決定戦の末、十両初優勝を果たし、幕内への復帰を果たした期待の若手、前頭十五枚目・熱海富士(伊勢ヶ濱)が好調だ。ベテラン力士の前頭十四枚目・碧山(春日野)相手に前に出ていく相撲を見せ、押し出しで完勝。1敗をキープした。同じく1敗の前頭七枚目・高安(田子ノ浦)は、前頭十一枚目・御嶽海(出羽海)を叩き込みで下した。
十両ではこちらも若手のホープと期待される十両十四枚目・大の里(二所ノ関)が無敗での折り返しを決めた。1敗で追うのは十両七枚目・一山本(放駒)。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)