<大相撲九月場所>◇中日◇17日◇東京・両国国技館
36歳のベテラン力士、前頭十三枚目・妙義龍(境川)が、前頭十七枚目・大翔鵬(追手風)を下した一番では、絶妙なタイミングでの突き落としが決まった。勝利した妙義龍の姿に、解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏が注目。取組直後に「ははは」と思わず笑顔が溢れる場面があった。
立ち合いから相手の中に入ろうとする妙義龍を、抱えた大翔鵬。その直後、妙義龍は右手で“ポン、ポン”と相手の肩を叩き、左から突き落としを決めた。妙義龍は6勝目、大翔鵬は6敗目を喫した。
この取組を受け、実況の舩山陽司アナウンサーが「合図をおくるかのように、右で叩いて、左からの突き落としです」と伝えると、花田氏は勝負が決まった瞬間に「ははは」と笑いつつ、「フェイントですね。2回トントンと叩いて、(左に)意識をさせといてね。ベテランの良い技ですね。余裕を感じます」「叩かれると意外と“アレっ”て思っちゃうんですよ。これは面白い相撲ですね」と妙義龍の巧みさを称賛した。
ABEMAの視聴者も「これは妙技龍ですわ」「決まり手:背中ポンポン」「技アリ」「テクニシャン流石」「タイミングがいいんだろうな」などとコメント欄に書き込んでいた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)