【スコティッシュ・プレミアシップ】リヴィングストン0-3セルティック(日本時間9月23日/トニー・マカローニ・アリーナ)
【映像】前田大然、DFを振り切って左足の繊細コントロールショット
セルティックが“王者”らしい試合を展開した。28分にGKのジョー・ハートが退場するハプニングにも見舞われたが、先発出場した3人の日本人選手が全得点に絡む活躍で3-0の勝利。ミッドウィークのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での惨敗を払しょくする完勝を収めた。
この試合では古橋亨梧と前田大然、旗手怜央が先発に名を連ね、岩田智輝も途中出場を果たした。彼らに対して地元メディアはどのような評価を与えているのだろうか。
今季リーグ戦で初先発を飾った旗手怜央は、14分に自ら獲得したPKを沈めて今季初ゴールを記録した。そんな日本代表MFを地元メディア『Glasgow Live』は選手採点の記事のタイトルに「ハタテは傑作していた」と大絶賛している。
同メディアの10段階の評価ではチーム2位タイとなる「8」点を与えられ、「火曜日のフェイエノールト戦では、あまり好ましいプレーではなかったが、今日はとても生き生きとしていて、トップクオリティだった。序盤の攻撃的なプレーは見事で、PKを成功させた」と寸評されている。
90+4分にダメ押しとなる左足でのミドルシュートを決めた前田大然も旗手と並ぶ「8」点となっている。「彼の “オン”"の日は非常に良いプレーを見せた。リヴィングストンのディフェンス陣にとって、彼のペースはトップリーグでは手に負えない。退場後、(古橋)亨梧と並ぶストライカーの役割に戻され、フルタイムの終了間際には美しいシュートを放った」と、流石のスピードと試合を決定づけるゴールが高く評価されていた。
古橋亨梧はこの試合で1本もシュートを放つことなくノーゴールに終わったが、数的不利の状況で迎えた48分に右サイドから正確なクロスを上げて前田のシュートチャンスを演出。そのこぼれ球をマット・オライリーが押し込んで、セルティックがリードを2点に広げた。
そんな古橋には「7」という評価が与えられた。寸評では「誰もがそうであるように、数的不利に苦しんだ」と分析されている。
61分に旗手と変わってピッチに入った岩田智輝は「5」に留まったが、総じて日本人選手が活躍した試合だった。特にリーグ戦では今季初先発となった旗手の復活劇はセルティックからすると大きく、ショッキングな敗戦から上手く切り替えることに成功した。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアシップ)