麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「最高位」の決定戦進出を争うA1リーグの第12節が9月27日に行われ、b卓は太田安紀が卓内トップを獲得した。太田はトータル3位で決定戦進出を決めた。

【映像】最高位戦日本プロ麻雀協会のプロも多数参戦するプロ麻雀リーグ「Mリーグ」

 太田は今期も終盤に圧倒的な強さを見せ、直近3節では1着6回、2着4回、3着とラスが1回ずつと、半荘12回で6勝・10連対、322.3ポイントを荒稼ぎし前節までに決定戦進出となるトータル3位に食い込んでいた。

 今節は1回戦から、同じく決定戦進出を狙う新井啓文と東1局からぶつかり合うと、その新井から満貫の出アガリ。その後は一時、新井にトップ目を譲るものの、南3局で再び逆転。幸先よくトップを取った。2回戦も好調を持続し、連続トップを獲得すると、早々に抜け出した。残り2戦は3着・3着とまとめ、+52.6で卓内トップに。トータル3位で決定戦進出を手にした。

 試合後、太田は「最終戦は別卓の状況がわからなかったので、3着死守のつもりで臨んだ。いきなり東1局の8000点放銃で鼻血が出そうになった(笑)。降級しないように打っていたことが功を奏した。決定戦ではがっぷり四つで打っても負けるので、作戦を練って自分らしい麻雀を打ちたいと思う」と、ホッとしていた。

【試合結果】

1位 太田安紀 +52.6
2位 近藤誠一 +36.0
3位 坂本大志 ▲5.4
4位 新井啓文 ▲85.2

◆最高位 最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル。A1リーグは全12節、48半荘のリーグ戦を行い、上位3人と前年優勝の最高位の4人で決定戦を行う。決定戦は1日に半荘4回戦の5日制で、計20回戦行われる。

◆最高位戦日本プロ麻雀協会 1976年に設立。東京、関西、東海、北海道、新潟、九州、東北に拠点があり、所属会員数は約700人。主なプロは金子正輝、近藤誠一、村上淳、鈴木たろう、石橋伸洋、茅森早香、石井あや、大平亜季ら。主催タイトル戦は最高位、女流最高位、最高位戦Classic、發王戦、新輝戦、女流名人戦、新人王戦。代表理事・新津潔。
ABEMA/麻雀チャンネルより)

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