10月3日(火)よりABEMAにて日本国内独占・日本語実況での放送が決まったアメリカが誇るスポーツエンターテインメント団体「WWE」(ダブリュ・ダブリュ・イー)。放送開始を前に、改めてWWEとは何かを紹介していこう。
WWEはアメリカ・コネチカット州スタンフォードに本拠地を置く団体。100名を超える選手が所属し、アメリカを中心に全世界でイベントが開催され、その模様は約165カ国で放映・公式SNSの総フォロワー数は10億を超えている。
WWEではプロレスではなく「スポーツエンターテイメント」という言葉が使われ、所属選手たちはレスラーではなく「スーパースター」、ファンも「ユニバース」と呼ばれており、プロレスの枠を超えた世界規模のエンターテインメントとして確立されている。
WWEは前身の団体WWWF・WWF時代を含めると50年以上の歴史を誇る。80年代のハルク・ホーガン、アンドレ・ザ・ジャイアント、ランディ・サベージらに始まり、90年代に入るとリック・フレアー、ショーン・マイケルズ、ジ・アンダーテイカー、スティーブ・オースチン、ザ・ロック、トリプルHらが活躍。2000年代はジョン・シナ、エディ・ゲレロ、ブロック・レスナー、ランディ・オートンなど、文字通りスーパースターたちがリングを彩った。
WWEは団体内に「RAW(ロウ)」・「SMACKDOWN(スマックダウン)」の2大ブランドが存在し、スーパースターはこのどちらかに所属して試合を行う。
RAWにはWWE世界ヘビー級王座・WWE女子王座・WWEインターコンチネンタル王座・WWEロウタッグチーム王座、SMACKDOWNにはWWE王座・WWEユニバーサル王座・WWE女子世界王座・WWE US王座・WWEスマックダウンタッグチーム王座と、それぞれ王座が設けられている。(WWE女子タッグ王座のみRAW・SMACKDOWNの両ブランド共通の王座)
また選手育成を目的としてスタートした「NXT」(エヌ・エックス・ティー)も存在し、近年ではRAW・SMACKDOWNに次ぐ第3ブランドとして成長している。
RAWは毎週火曜日、SMACKDOWNは毎週土曜日(ともに日本時間)に放送され、月1ペースで両ブランドの選手が出場するプレミアム・ライブ・イベント(通称PLE)を開催。年間最大のビッグマッチ「レッスルマニア」を含む「ロイヤルランブル」、「サマースラム」「サバイバーシリーズ」はPLEの中でも4大大会として特に注目を集めている。
現在RAWではWWE世界ヘビー級王座を巡り、王者セス・ロリンズと中邑真輔の間に遺恨が生まれ、10月8日(日本時間)のPLE大会「FASTLANE(ファストレーン)」にてラストマン・スタンディング・マッチ(※ピンフォールやギブアップでの決着はなし、10カウント以内に立ち上がることが出来なければ敗戦)での王座戦が決まっている。また日本の戸澤陽もRAW所属として参戦中だ。
SMACKDOWNではロマン・レインズがWWE王座・WWEユニバーサル王座を保持。日本でも活躍したAJスタイルズとジミー・ウーソ&ソロ・サコアのブラッドラインが抗争を繰り広げている。また今月22日にWWE王座戦で王者イヨ・スカイと挑戦者ASUKAによる日本人対決が行われ、イヨ・スカイが王座防衛に成功。「FASTLANE」では王者イヨ、ASUKA、シャーロット・フレアーによるWWE女子王座をかけたトリプルスレットマッチが行われる。
これまでも日本国内でWWEが中継されたこともあったが、ABEMAではRAWとSMACKDOWNの日本語実況によるオンエアに加え、PLEシリーズも国内独占で生中継と、まさにWWEの“日本シン・上陸”と言っても過言ではない。世界規模のスポーツエンターテインメントWWEにどっぷり浸かって、骨の髄まで楽しもう!
©WWE
■Pick Up
・キー局全落ち!“下剋上”西澤由夏アナの「意外すぎる人生」
・現役女子高生の「リアルすぎる日常」をのぞき見
・スポーツコンテンツに適したの“ライブ特化型広告”って何?