受刑者や依存症者の家族を支援する「碧の森」の代表・湯浅静香氏。今でこそ支援する側だが、10代から20代にかけて様々な悪行に手を染めてきた。30歳を過ぎて結婚するが、「結婚生活がすごくつまらなく感じて、盗むことでスリルを味わいたかった。決してその物が欲しいとか、お金がないということではなかった」。万引きを繰り返して度々逮捕され、それでも止められずにいたため、約2年半の実刑判決を受け服役。その間、夫は一度たりとも面会に来ることはなかった。