「ええんかい?やってもうて」。Breaking Downなどで注目を集めるノッコン寺田が、あろうことかボクシング日本ヘビー級王者に挑戦状を叩きつけた。散々な結果に「前に来る感じは、ボブ・サップよりもある。ヘビー級ボクサーは凄い」とただただ驚嘆しきりだった。
そのボクシングとは、プロ9戦9勝の日本ヘビー級王者・但馬ミツロ。これまで元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二やキック無敗でボクシングに転向した那須川天心、さらに総合格闘家の秋山成勲、K-1レジェンドのピーター・アーツなど歴戦の猛者たちの“腹パン”を受け、それを弾き返してきた。
10月7日土曜日に東京・大田区総合体育館で行われる「3150FIGHT vol.7 ~拳闘士はゲンコツで語る~」に出場し、ウィリアムス・オカンドー(ベネズエラ)と対戦する但馬。この一戦に勝てば、戦歴は10戦10勝となる。その但馬が、試合を前に大阪・西成に出没。街を歩き、元ボクシング経験者である男性を発見。自ら“腹パン”交渉を行った。
ルールは制限時間10秒。パンチは何発でもOKで、制限時間内に効かせることができれば挑戦は成功となる。元ボクシング経験者の男性の挑戦を退けた但馬。次に選んだ男性はストリートファイト経験が豊富な男性。これも難なく退けると「リベンジがしたい」という男が待つ『KWORLD3ボクシングジム』へ。
そこに突如、現れたのは、あろうことかノッコン寺田。ノッコンは「ボブ・サップも倒しとんねん。ボブ・サップも効いたのに、お前に効かんわけないやろ」と息巻くと、さらに「ええんかい?やってもうて」と声を荒げてみせた。
じつは、ノッコンは以前に挑戦済み。その際のことについて「前回全然効いてなかったんですけど…」と心配気味の但馬。痛いところをつかれた…一瞬、そんな表情を見せたノッコンだったが「あん時とはレベル違うわ」と交戦モードに突入した。
しかし…渾身の左右の連打を叩き込むも、あっという間に10秒は終了。「効いた?」というノッコンの問いかけに但馬は「いや、大丈夫です。」と短く応じた。その後「前回よりもパンチの打ち方が良くなってると感じました」と笑顔の但馬に「いや、ありがとうやけども…」とたじたじ。
最後の数秒は殴るどころか、殴るノッコンが後退を余儀なくされるなど、悔しい結果に終わったことについて「前に来る感じは、ボブ・サップよりもある。ヘビー級ボクサーは凄い」と改めて感嘆していた。