ひまわりといえば、夏が見頃のイメージが強いが、11月まで見られるひまわりがあるという。今回、ひまわり畑を管理している埼玉県の農家・遠藤ファームに話を聞いた。
農家とコラボレーションした関東学園大学 RCV(地域活性協力隊)の学生らが企画・運営を行うイベント「ひまわりイルミネーション」。埼玉県熊谷市で行われているこのイベントは、7〜11月まで月1回、期間限定で開催されている。
ところで10月・11月まで、どうやって「ひまわり」を咲かせているのか。遠藤ファームの遠藤友章さんは次のように話している。
「今年からアプリを使うようになった。開花するまでの積算温度を計算し、『いつくらいまでに咲きますよ』という予測も出してくれる」(遠藤ファーム・遠藤友章さん)
このひまわりを管理しているのは、野菜などをつくっている「遠藤ファーム」。農作業が記録できるアプリを使っているとのこと。9月のイベント時も、5日前までは一面緑だったひまわり畑が、イベント当日には満開のひまわり畑に大変身。
ただ、このひまわりを育てているのには“ある理由”があるとのこと。
「畑を休ませるために咲かせているひまわりで、その後に土に還し有機肥料にする。ぐるぐる回った“循環型農業”をしている」(遠藤ファーム・遠藤政子さん)
実は、もともとネギなどの野菜を育てているこちらの畑。収穫したあと、畑を休ませるために花の種をまき、さらに、ミツバチを飼い、咲いた花から蜂蜜を採取。そして、枯れた花は土に還すという“完全循環型”の農法を実現しているのだという。
イベント時にはキッチンカーを出し学生だけでなく、地域の企業ともコラボ。遠藤ファームの遠藤政子さんは、「小さな会社ですがイベントでは地域貢献になれば」と話している。
「ひまわりイルミネーション」は、埼玉県熊谷市の遠藤ファームで、7日からの3連休、午後6時から開催される予定だ。(『ABEMA Morning』より)