2020年から「週刊少年サンデー」で連載中のマンガ『葬送のフリーレン(そうそうのフリーレン)』。魔族やエルフなど人間以外の種族が存在する世界で、魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレンの新たな冒険を描いたファンタジー作品です。2023年9月からはテレビアニメとして放送されています。
▶ハイターにドン引きされたアイゼン 14話
▶巨大ハンバーグを作っていたアイゼン 12話
▶アイゼンの技を模倣するリーニエ 9話
アニメの初回は2時間スペシャルとして「金曜ロードショー」で放送されました。オープニング主題歌は2人組の音楽ユニット・YOASOBI(ヨアソビ)、エンディング主題歌はシンガーソングライターのmilet(ミレイ)さんが担当しています。
勇者一行の戦士アイゼンは頑強なドワーフ族で、パーティーの前衛を務めていました。この記事では勇者一行の戦士アイゼンのプロフィールや声優情報をまとめています。
目次
- アニメ『葬送のフリーレン』はどんな内容?
- アニメ『葬送のフリーレン』アイゼンの基本情報・プロフィール!
- アイゼンの声優・上田燿司さんとは?
- アニメ『葬送のフリーレン』アイゼンの年齢は?ドワーフの寿命はどれくらい?
- アイゼンの強さは?
- アニメ『葬送のフリーレン』アイゼンが弟子のシュタルクと喧嘩した理由は?
- まとめ
アニメ『葬送のフリーレン』はどんな内容?
勇者一行によって魔王が倒されてから50年後、魔王を倒した勇者一行が再び集まると人間の勇者ヒンメルは老いていましたが、エルフの魔法使い・フリーレンは当時と変わらない容姿でした。エルフは人間よりも遥かに長生きする種族で、フリーレンはヒンメル達と冒険した10年間も短い時間だと感じていました。
その後、勇者ヒンメルが亡くなってしまったことで、これまで人を知ろうとしてこなかったことを後悔したフリーレンは、人を知るための旅に出かけます。
原作は山田鐘人(やまだ かねひと)氏とアベツカサ氏が「週刊少年サンデー」で連載中の同名漫画。2021年には書店員を中心とした有志による選考員が選出するマンガ賞「第14回 マンガ大賞」で大賞、さらに「第25回 手塚治虫文化賞」で新生賞を受賞しました。
アニメ『葬送のフリーレン』アイゼンの基本情報・プロフィール!
アイゼンは魔王を倒した勇者一行の戦士で、パーティーでは前衛として戦っていました。
ツノが生えているような防具を頭にかぶっていて、長い髭と髪が特徴。ドワーフ族で人間よりも力が強いですが、体はあまり大きくはなく、身長はフリーレンよりも低いです。
寡黙で多くを語らない所がありますが、勇者一行の中ではツッコミ役でした。フリーレンと同様に感情の起伏が少ないキャラクターにも見えますが、アニメ第2話(初回SP内)でフリーレンが魔法で花畑を出した時には、喜んでハイターと一緒に走り回ったり花冠を作ったりするなど、お茶目な一面も持ち合わせています。ヒンメルの死後もハイターとは文通をしていて、フリーレンからは顔に似合わず律儀だと言われていました。
アニメ第4話(初回SP内)では、フリーレン達と一緒に大魔法使いフランメの手記を捜索します。ヒンメルの葬儀の後には「もう斧を振れるような歳じゃないんだ」と言っていたアイゼンですが、手記の捜索中には巨大な岩を持ち上げているシーンがあり、現役を退いていても普通の人間とは比べ物にならないパワーを持っています
アイゼンは村が魔族に襲われた際に逃げ出したそうで、同じような境遇だったシュタルクを弟子にしています。シュタルク曰く、アイゼンは自分のことを何も話さないのに勇者一行の冒険は楽しそうに語っていて、長い人生の中のたった10年の冒険を何よりも大切にしていたとのことです。
名前の意味は?
ドイツ語には『葬送のフリーレン』に登場するキャラクター達の名前と同じ単語が存在しているため、ファンの間ではドイツ語を元に名前がつけられたのではないかと考察されています。
キャラクターグッズなどに記載されているアイゼンの綴りは「Eisen」。ドイツ語で「Eisen」には「鉄」という意味があります。アイゼンの意味が「鉄」ということに関してX(旧Twitter)では、「確かにあの頑丈さ…鉄やな…」「かなりの高さから落ちても無事とか、毒の話と言い頑丈すぎるぞアイゼンw 流石にアイゼン(鉄)と言うだけあるw」といった感想が見られました。
アイゼンの声優・上田燿司さんとは?
アニメ『葬送のフリーレン』でアイゼンの声を演じているのは、上田燿司(うえだ ようじ)さん。幅広い年齢層のキャラクターを演じ分けることのできる声優です。私生活では声優の永島由子(ながしま ゆうこ)さんと結婚しています。
上田さんは大学生の頃から演劇をやるようになり、就職の内定が取れないから演劇の道に逃げていると思われるのが嫌で、普通の会社に就職して働いていました。関東圏の会社に配属されたため、休みの日に東京にお芝居を見に行ったり、役者や演出家を目指している先輩から話を聞くうちに、自分でもやれるかなと思って仕事をしながら声優養成所に通うようになって、声優としての道に進んでいったそうです。
ヒンメル役の岡本信彦(おかもと のぶひこ)さんは上田さんのことを、生徒役からおじいちゃん役まで演じられるスーパーバイプレイヤーだと話しています。岡本さんは老いたヒンメルを演じる際、上田さんに「老いた役はどのように演じられるんですか?」と質問したところ「丹田に意識を送るんだよ」とアドバイスされたそうです。
上田さんはアイゼン役を演じることに関して、「時間の観念の上でも、役の性格的にも、匙加減が難しいですが、やり甲斐を感じています。アフレコ時点でも、手応えを感じていて、皆さんの所へ届くのを楽しみにしています」とコメントしています。
これまでに上田さんが演じてきたアニメキャラクターとしては、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのロバート・E・O・スピードワゴン役、『王様ランキング』ベビン役、『BLEACH 千年血戦篇』の二枚屋王悦役などがあります。
アニメ『葬送のフリーレン』アイゼンの年齢は?ドワーフの寿命はどれくらい?
作中ではアイゼンの年齢が何歳なのか明言されているシーンがなく、年齢不詳です。魔王を討伐してから50年が経過、さらにヒンメルの死から28年が経ってフリーレンと再会していて、その時点では作中では約78年程の時間が経過しています。
原作コミックス11巻収録の第107話では、ヒンメルが16歳ごろから冒険に出ていたことが分かります。仮にアイゼンがヒンメルと同い歳だとした場合、最低でも94歳以上だと推測されます。
アイゼンはドワーフ族で、人間よりも寿命が長いことが分かっています。魔王討伐から50年後に勇者一行が再会した際、エルフのフリーレンからも「アイゼンはあまり変わっていないね。さすがドワーフ」と言われていました。見た目の変化はそこまでありませんでしたが衰えてはいるようで、もう斧を振れる歳じゃないと話していました。
ドワーフ族の寿命についてですが、コミックス4巻収録の第33話でドワーフの寿命は300年くらいだと話しているシーンがあります。
原作2巻第12話では、飲食店の店員が「アイゼンの旦那ももう歳だ」と言っていたり、アイゼンの弟子のシュタルクが「あんまりのんびりしていると師匠が死んじまうんだ」と言っていることから、アイゼンは200歳以上である可能性が高いのではないでしょうか。
アイゼンの強さは?
アイゼンは斧を使って戦う戦士です。勇者パーティーでは前衛として戦っていて、魔王を倒したメンバーの1人なので相当な実力者だったのではないでしょうか。魔力を読み取るのが得意な魔族のリーニエは、勇者パーティーとして冒険していた時のアイゼンを最強の戦士だと言っています。
アイゼンは竜を昏倒させるほどの猛毒の矢を受けても平気だったようで、毒を治療することができる僧侶のハイターがドン引きしていたと語られています。アニメ第1話のヒンメルが死亡した後のシーンでは、もう斧を振れる歳ではないと言っていることから、魔王を倒した全盛期と比べると弱くなっていると思われます。
しかしながら、半世紀流星(エーラりゅうせい)を見るために勇者一行で50年ぶりに冒険をした時には、アイゼンが魔物と戦うシーンが描かれていて、老いていてもそれなりの強さである可能性があります。なおこの戦闘シーンは原作漫画では描かれておらず、アニオリ(アニメオリジナルの追加シーン)です。
アニメ第4話(初回SP内)では、巨大な岩を持ち上げたり、水の上を高速で走っているシーンがあり、ヒンメルの死から28年経っていても普通の冒険者よりも強い可能性があります。
アニメ『葬送のフリーレン』アイゼンが弟子のシュタルクと喧嘩した理由は?
魔王を倒してから50年後には、もう斧を振れる歳じゃないと言っていたアイゼンですが、魔族に村を襲われた少年・シュタルクを弟子にして育てていました。シュタルクは村が魔族に襲われた際に1人だけ逃げ出したそうで、アイゼンと同じ境遇です。
しかし喧嘩別れをしてしまって、シュタルクはリーゲル峡谷沿いにある村で暮らしていました。臆病なシュタルクは魔物と戦いたくなかったため、そのことがきっかけで喧嘩に発展。シュタルクの額には傷があり、その傷は喧嘩をした際にアイゼンが殴ってできた傷とのことです。
アイゼンは反射的に殴ってしまって可哀想なことをしたと反省しながらも、シュタルクのことが怖かったとも言っていました。
魔物との戦闘経験がなかったシュタルクですが、フリーレンと出会って紅鏡竜(こうきょうりゅう)の討伐をすることになり、結果的にシュタルク1人で紅鏡竜を倒しました。
アイゼンから勇者一行の冒険はくだらなくてとても楽しい旅だったと聞いていたシュタルクは、自分もそんな旅がしたくなったと言ってフリーレンの旅の仲間に加わります。
▶アイゼンが教えていた、強い相手に勝つ秘訣 9話
▶巨大ハンバーグを作っていたアイゼン 12話
まとめ
アニメ『葬送のフリーレン』に登場するアイゼンは、魔王を倒した勇者パーティーに参加していた1人で、パーティーでは前衛を務めていました。ドワーフ族で力が強く、歳をとっていても巨大な岩を持ち上げています。アイゼンは斧を使って戦う戦士で、村が魔族に襲われた少年・シュタルクを弟子にして育てていました。
アイゼンの声優は上田燿司さんです。これまでに上田さんが演じてきたアニメキャラクターとしては、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのロバート・E・O・スピードワゴン役、『BLEACH 千年血戦篇』の二枚屋王悦役などがあります。
(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
アニメ『葬送のフリーレン』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 冒険の終わり | フリーレンの涙 |
2 | 別に魔法じゃなくたって… | 約束の花 |
3 | 人を殺す魔法 | スカート捲ったクソガキ |
4 | 魂の眠る地 | かけがえのない「たった10年」 |
5 | 死者の幻影 | 「撃て」 |
6 | 村の英雄 | ド迫力のシュタルクvs竜! |
7 | おとぎ話のようなもの | ヒンメルが銅像を残す理由 |
8 | 葬送のフリーレン | 「葬送のフリーレン」の由来 |
9 | 断頭台のアウラ | 「ヒンメルはもういないじゃない」 |
10 | 強い魔法使い | 「自害しろ」のリップシンク |
11 | 北側諸国の冬 | 漫画作者描き下ろしの女神 |
12 | 本物の勇者 | シュタルクの兄との思い出 |
13 | 同族嫌悪 | 魅惑(?)の投げキッス |
14 | 若者の特権 | むねキュン過ぎる指輪渡し |
15 | 厄介事の匂い | 長尺で描かれたダンス |
16 | 長寿友達 | 最愛の人を喪った長寿種 |
17 | じゃあ元気で | 「もう付き合っちゃえよ!!!」 |
18 | 一級魔法使い選抜試験 | 空が半分しか見えない大きさ |
19 | 入念な計画 | 奇襲を完璧に防ぐフェルン |
20 | 必要な殺し | 必要なおんぶ |
21 | 魔法の世界 | 「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」 |
22 | 次からは敵同士 | めんどさ全開なフェルン |
23 | 迷宮攻略 | また箱から尻出してる |
24 | 完璧な複製体 | やきもちフェルンのハグ |
25 | 致命的な隙 | モジモジフリーレン |
26 | 魔法の高み | 金のミミックからも尻出し |
27 | 人間の時代 | 少年ヒンメルの出会い |
28 | また会ったときに恥ずかしいからね | 孫弟子と同じ嫌顔 |
・無料でみられる「葬送のフリーレン」エピソード・見逃し配信一覧