10月2日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対北海道日本ハムファイターズの一戦で、日本ハム打線から11三振を奪う好投で今季16勝目を挙げるとともに、最多奪三振とそれを含めた投手四冠の獲得に向けて大きく前進したオリックス・山本由伸が、野球ファンの間で話題となっている。
【映像】“魔球”にヒザから崩れ落ちる瞬間
この試合の初回、先頭の万波中正にいきなりセンターへの二塁打を許したものの、その後は2つの三振を奪って日本ハムに得点を許さなかった山本は、2回にも2三振、3回にも2三振、6回にも2三振、そして最後のイニングとなった7回には3三振を奪うという、まさに“奪三振ショー”ともいうべき内容で、7回まで被安打3、失点0という圧巻の投球を披露。山本は、この日の投球により、投手部門のタイトルのうち、既に確定していた最多勝利にと、2位以下に大きく水をあけていた最高勝率・最優秀防御率の“三冠”に加え、ロッテ・種市篤暉と僅差で争っていた奪三振数に関しても種市に12差をつける169とし、最多奪三振の獲得がほぼ確定的に。これで史上初となる「3年連続投手四冠」という、前人未到の領域へと突入する可能性が高まることとなった。