9月30日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、持ち前の勝負強さを発揮し、劇的なサヨナラ安打を放ったロッテ・石川慎吾が野球ファンの間で話題となっている。
4-4の同点迎えたこの試合の10回裏・ロッテの攻撃、1死一、二塁の場面で、ロッテベンチは、この日の第2打席でライトへの本塁打を放っているベテラン、3番・角中勝也への代打に石川を送ることに。石川は、西武番手・佐藤隼輔に、初球から積極的に振って行ったものの追い込まれ、カウント0-2とされるものの、続く3球目、外角やや低めのチェンジアップを上手く合わせるようにセンター右へ。これが前進守備のセンター・西川愛也の脇を抜けるタイムリー2塁打となり、ゲームセット。今季途中で読売ジャイアンツから移籍し、その勝負強い打撃で貢献し続けた“ダイナマイト慎吾”らしい殊勲の一打となった。
石川は移籍直後の7月8日にエスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ戦で、移籍後初打点を挙げた際にも、同試合で2本のタイムリーを放っていた角中への代打として起用され、見事、結果に応えていたが、その際、吉井監督は、当たっている角中への代打で石川を起用したことについて、試合後、「石川がアウトだったら“監督がすっとこどっこい”と言われていた」と語っていたが、同じような状況で今回も采配がズバリ的中。無事に“すっとこどっこい”にはならなかったようだ。
なお、今季の“ダイナマイト慎吾”旋風を象徴するような場面となったこの劇的なサヨナラ安打に、ネット上の野球ファンからは「本当にロッテにきてくれてありがとう」「慎吾は求められてる役割ちゃんと果たすだけじゃなくて、ロッテで成功するために必死でやってるのが伝わってくる 巨人兼ロッテファンとしても、本当にロッテに来てくれてありがとう!」「慎吾より練習する選手はなかなか見た事がないって記事で見た」「流石、左キラー。石川慎吾の勝負強さが素晴らしい。」「グラウンドに落ちてるゴミ拾ってたり、STARTING KIDSだと誰よりも長く子どもと話してたりする」「シーズン途中に移籍してきて気持ちの切り替えも必要だっただろうに」「吉井監督がこんだけ喜ぶのは珍しい」「石川慎吾が打った瞬間の吉井さんのガッツポーズ良い!!勝ててよかった!」といった様々な反響が寄せられている。