10月2日にZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対埼玉西武ライオンズの一戦で、西武・外崎修汰が“神業的な走塁”で三塁を陥れた場面で、ロッテのサード・ブロッソーが見せた、“なんともいえない表情”が野球ファンの間で話題となっている。
3-1、ロッテ2点のリードで迎えたこの試合の4回表、1死一、二塁、打席には8番・西川愛也。左打者の西川に対し、ロッテ先発・小島和哉が投じた初球、二塁走者の外崎がまさかのスタート。外崎のこの盗塁、タイミング的には完全にタッチアウトであったものの、三塁へとヘッドスライディングした際に、外崎はブロッソーのタッチをかわすように、外から回りこむと、そのままの流れで、左手を伸ばし、三塁をタッチ。そのまま身体全体でブレーキをかけるように止まり、見事、セーフとなった。
捕手・松川虎生からの送球が、やや二塁側へと逸れる不運さがあったとはいえ、それでもアウトにできそうなタイミングであったところを、まるで忍者のような動きで自らのタッチをかわし、三塁へと滑り込んだ外崎に、さすがのブロッソーも唖然。その後も狐につままれたかのような、“なんともいえない表情”でボールを返す様子が、中継映像からは確認できた。
こうしたある意味、不運ともいえる場面に立たされることとなったブロッソーに、ネット上の野球ファンからは「ブロッソーじゃなくてもこれはアウトにできんやろ」「ブロッソー的には、“えっ…”みたいな感じだったんだろうな」「これで責められたらさすがに気の毒」「ブロッソーの守備云々じゃなくて、成功させた外崎を褒めるべき」「ブロッソー、気にすんな。たまたま相手が悪かっただけや。」といった様々な反響が寄せられている。