日本将棋連盟は10月10日、千田翔太(29)と中村真梨花女流四段(36)が結婚したことを発表した。両者はタイトル戦、女流タイトル戦への挑戦経験を持つ実力者同士。将棋の実力はもちろん解説などでもトップクラスの人気を誇る2人とあり、SNS上にはファンから「きゃーおめでたい」「ビックリしたー!」と祝福の声が多く上がっていた。
千田七段は、2013年4月に四段昇段。すぐに頭角を現し2014年度の将棋大賞新人賞に輝いたほか、2016年には棋王戦五番勝負で初のタイトル挑戦を決めた。棋王位奪取には至らなかったが、2019年の朝日杯将棋オープン戦で棋戦初優勝。将棋ソフト(AI)による研究の先駆者としても確固たる地位を確立している。また、今年4月から行われた「ABEMAトーナメント2023」に初出場すると、チームメイトたちとの楽しげなやりとりも好評を得ていた。
中村女流四段は、2003年4月に女流2級でプロデビュー。“マリカ攻め”称される鋭い攻めを武器に、女流名人戦など3度の女流タイトル挑戦経験を持つ。柔らかく華やかな印象で各地のイベントや解説会にもひっぱりだこの人気女流棋士だ。
両者は連名で「私事ですが、9月末に入籍いたしました。これからも二人で支え合い、楽しく幸せな家庭を築いていきたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます」とコメントを発表。千田七段からは「結婚後も千田翔太のまま活動いたします」の報告も添えられた。
人気実力者同士の結婚発表に、SNS上ではファンから祝福の声が多数上がり、「きゃーおめでたい」「ビックリしたー!」「末永くお幸せに!」「おめでとうございます」など幸せムードに包まれていた。
(写真提供:日本将棋連盟)