スズメバチハンター松原暢明氏
【映像】大量のスズメバチを掃除機で一気に吸い込むシーン
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 この季節になると取材が殺到する大人気のスズメバチハンターがいる。

【映像】大量のスズメバチを掃除機で一気に吸い込むシーン

 埼玉県の「みどり産業」。社員数5人、養蜂にも力を入れている会社で、午後のワイドショーや情報番組で引っ張りだこ。民放ほとんどの局で取材されており、テレビ出演数は圧倒的1位だ。

 スズメバチハンター歴8年で年間500個以上の巣を駆除する松原暢明氏によると、7月から9月にかけては33日間、3日に1回は取材を受ける人気ぶりだったという。

スズメバチハンター
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 スズメバチハンター特集もやりつくされ、取材する側の要求も高くなっている。なかには「うち(の番組)にいいの出してください」とより大きなハチの巣や画になる場所を求められることもあるそうで、「そういうところは金払いがいい」と明かした。

 松原氏いわく、駆除の際に家の壁を破ると伝えると食いつきがよいのだそう。ほかにも床下や天井裏の人気が高く、要求に応えるため、テレビ局が好む場所の巣は常に3つほどキープしている。

 しかし取材の際にクルーが防護服を持参しないこともあるそうで、松原氏は「なめてると刺されるからね」とぼやく。そんなときはミツバチ用の防護服を貸して、遠目から撮ることを勧めるなど、慣れた対応をみせる。

スズメバチハンター松原暢明氏
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 ハチの巣の駆除には、チェーンソーなど数々の道具を駆使。なかにはテレビ映えに配慮した自作のグッズもあり、どじょう取りの網を模した“おっかぶせ”は巣から出てきたハチが網のなかに集まってくる様子が見てわかりやすい仕掛けになっている。また、ハチを吸い込む掃除機については「みんな求めてきている」と話し、「『この吸引ボックスにハチを掃除機で吸って入れます』という説明を何十、何百回している」(松原氏)

 “見せる”ために工夫や改良を繰り返す理由については、「楽しんでくれるならいいのかな、みなさんが。あ、ハチ出てるみたいな」と語った。

 しかしそんな松原氏も、苦手なことがあるという。取材者が最近の酷暑に結び付けて「暑いからハチが危ないんですよね」「暑いから巣が大きいんですよね」と誘導質問をするとして、「言わせようとするところがちょっと嫌い」とこぼした。

スズメバチハンター松原暢明氏
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 スズメバチハンターは危険と隣り合わせの仕事で、最近では駆除中に防護服の上からオオスズメバチに刺され死亡する事故も起きた。この日駆除した、世界最大にして最強のオオスズメバチの針の長さは7ミリもあるという。

 なぜスズメバチにすべてを捧げているのかを松原氏に問うと「ぶわぁっと来るのが楽しくてしょうがない。『ヤッベェ、来た!』みたいな。誰にも気兼ねなくハチと戦える。1000匹ぐらい出て来てウワッとなっているのを網1つで全部制圧できたら気持ちいいですよね」と目を輝かせた。

 タレントのくりえみはハチが苦手だとしながらも「無理だからこそテレビで安全なところから観られるのはメッチャ気持ちがいい。その気持ちで視聴者も観ているのではないか」と分析。千原ジュニアは、「確かに前のめりで観てもうた」とコメント、ハチの巣の駆除費用が2万2000円だとわかると、「安い」と驚き、「ブンブンとかけてるのかな」と笑いを誘った。
(『ABEMA的ニュースショー』より)

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