令和の三十路No.1グラビアアイドルにも輝いたことがある高橋凛(33)。那須川天心と武尊が激戦を繰り広げた『THE MATCH2022』で、ラウンドガールを務めたことでも話題になった。
そんな高橋が、10月17日に写真集『抱いて』を発売。大胆なタイトルに秘められた思いや、とっておきの一枚をABEMAエンタメに語ってくれた。
今作が2作目の写真集となる高橋凛。初めての写真集は、今から7年前、24歳の時だった。しかし当時は、周りからは「遅咲き」のレッテルを貼られ焦りを感じていたという。
「人と比べちゃうんですよね。あ、あの子はこうなのに、自分はこうだ、自分って何なんだろう?全然自信が持てないとか、この仕事をしておきながらって思うんですけど、自分の顔にも体型にもその当時は自信がなくて、自信の無さからあの子よりスタイル良くなろうとか顔シュッとさせようって思って…」
周りのグラドルと外見を比較しては、落ち込む日々。やがてそれはストレスとなり「食事」で発散していたという。
「ものすごい量のご飯を食べていました。それでまた食べたことによる罪悪感で戻しちゃったり…。ほとんどはコンビニなんですけれど、その時も一人で食べるって思われるの恥ずかしいので、箸を何個もいただいて、焼きそば、カップラーメン、ゼリー、甘いケーキ2つ、パン、おにぎり、から揚げ、揚げ物系とか本当に尋常じゃないくらいの量。一回のお会計2,000円とか超えちゃうくらいのすごい量の弁当とか。それを繰り返していたらあっという間に17キロ太っちゃって。で、もう絶望的でしたね」
そんな彼女をさらに追い込む出来事が…。
「私自身は結構落ち込んでいて、顔が見えないとSNSとかでも『凛ちゃん太ったよね』とか『最近太りすぎ』とか結構辛辣なコメントがきていたんですけど、一生治らないのかなって思ったし、当時は本当ににつらかったです。顔も腫れ上がるし、かわいくなくなっちゃうし、なんか良いこと何もないのに吐いちゃう自分が嫌でつらかったです」
ストレスを解消するための暴飲暴食…。それにより体重が増えたことを非難され再びストレスに。悪循環に陥っていた高橋に抜け出すきっかけを与えてくれたのが、ファンだった。
「ファンの方に会うイベントで、私が多分ちょっと前よりふくよかになったのってみんな分かってくれていたと思うんですけど、『なんかちょっと太ったよね』って言われる前に怖くて自分で言っちゃうんです。その時に、『でも僕は凛ちゃんがどんな体型でも好きだし、ずっと応援してるよ』って言葉をかけてくれたので」
ありのままの自分でいいんだと気づかされた高橋。その後、ストレスは徐々に減っていき、運動を始めるようになったそうだ。
「食べながら痩せたので健康的に痩せられて、ファンの方からは『健康的に自分が好きな自分になれてよかった』って言ってもらいましたし、『前より表情が明るくなった』って言われることも多くて。太っている痩せているじゃなくて、多分自分の中でトレーニングしてるってことが自信になって好きな自分になれたので、今多少お肉ついても『自分かわいい』って思えたり、『ああ、いっぱい食べちゃったな』とか、明るく考えられるようにはなったので、今の方が前向きにポジティブに自信を持って取り組めている気がします」
見た目だけにとらわれなくなった高橋が、今回の写真集からとっておきの1枚を紹介してくれた。
「こちらのシーツを抱いているカットなんですけど…よく顔を見ると腫れぼったい顔になっていると思うんですね。この作品に対する『絶対に成功させたい』とか、『絶対に自分が思った通りのものにしたい』みたいな気持ちが強くて。撮影中に、うまくいってないかもしれない、うまく笑えない、うまくポーズできない、どうしてだろうっていうすごく悔しい気持ちと不安な気持ちもあって、その場で大泣きしてしまって」
20代の頃であればカットしていたであろう腫れぼったい顔の写真も「これが自分だ」と隠すことなく写真集に収めた。
「今回の写真集が『抱いて』っていうタイトルで、その『抱いて』にはくじけそうになった時期もあったし、嬉しい時期もあったし、その10年間の自分のグラビアを抱いてっていう意味と、ファンの皆様に向けて優しくこれからも抱いてくださいって優しい穏やかな気持ちと、あと本当に私、この写真集に対する思い入れがすごく強くて。なので自分の本気だったりとか、思い入れを抱いてっていう意味でいろんな抱いてが合わさっています」
外見だけでなく内面の美しさも追求した結果、新たな魅力にも気づけたという。
「今回はやっぱり30歳を超えて、30代にしか出せない色気を前面に出したかなと思っていますので、印象的にはだいぶ違ったものになっていると思います。30歳にしか出せない魅力ってすごくあると思っていて。自分で昔からの私の切り取りとかを見直しても、すごく表情とか変わったと思うんです。なので今しか出せない魅力を皆さんに伝えていければなって思います」
(『ABEMA NEWS』より)
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