本ドラマは2023年に放送されたドラマ『インフォーマ』の新シリーズ。前作同様、木原慶次郎役は桐谷健太が、三島寛治役はGENERATIONSの佐野玲於が演じ、新キャストとして莉子、池内博之、二宮和也らの出演が決まっている。
VISIONSでは今作から新たにキャストに加わった広瀬役の莉子と鬼塚拓真役の池内博之にインタビューを実施。見どころを語ってもらった。
--出演が決まった時の気持ちをお聞かせください
莉子:私はオーディションで出演が決まったので、とても嬉しかったです。それと同時に海外・タイで撮影するということを聞いていたので、環境が変わることへの不安とか、すでにある作品に私が新しく参加させていただくことへのプレッシャーや不安の気持ちがだいぶ大きかったです。オーデイションで選んでいただいたからこそ、しっかりやらないといけないなという気持ちがありました。(これまでは)学園もののドラマや、同世代の方とご一緒する機会が多かったので、この作品に出たら、きっと今後の役者人生ですごく良い影響を与えてくれるだろう、と強く思い、「頑張るぞ!」という気持ちがありました。
池内:純粋に「え?」って、ちょっと驚きました。前作『インフォーマ』を見ていたので、あの世界観の中に入っていけるんだという驚きと嬉しさと。それが一番大きかったですね。
--現地で桐谷健太さん、佐野玲於さんら『インフォーマ』の出演者に会った時の感想を教えてください
池内:まずは、あのまんまだなって(笑)。あの「ポンコツ!」って言っている桐谷くんのままだったし、佐野くんを見たときも「三島だ!」ってテンション上がっていましたね。初めて顔を合わせたのが、空港から一緒にホテルに行く車の中だったんですよ。でも役柄上、色んな想いを持たなきゃいけないし、「ここまでにしておこう」みたいな、ちょっと線引のようなものは意識しましたね。その後、何回かご飯に行ったりはしたんですけど。あまり最初の印象に引っ張られないようにしていました。
--タイで行われた撮影の印象的なエピソードを教えてください。
莉子:私はタイ語を話すシーンがあったので、まず日本で覚えていきました。でもタイ語は、「発音が重要で普通に話すだけだと伝わらない可能性があります」と聞いたので、タイに到着してからは現地の方に発音についてアドバイスをいただきました。タイの方は日本人が大好きという話をちらっと聞いていたんですけど、実際に現場に行った時も本当に皆さん優しくて、日本語で「ありがとう」って言ってくださったりと、積極的にコミュニケーションをとってくださりましたね。言語の壁はあるけれど、それを超えたコミュニケーションみたいなのって、長期間行かないとなかなか得られないものだと思うので、本当にいい人生経験になったなと思っています。
そして今回、桐谷さん(桐谷健太)と佐野さん(佐野玲於)とご一緒するシーンがすごく多かったのですが、すごく緊張していた私にお二人が本当に優しくて。常に話しかけてくださったり、本当にお二人のおかげで私はこの作品を楽しむことができましたね。たくさん助けていただきました。
海外での撮影も初めてで、海外に行くこと自体も高校2年生の修学旅行ぶりで…最初は何から準備すればいいのか分からなかったのですが、父親が仕事柄海外にたくさん行くので、いろいろ聞いて、対策はしていきました。海外自体がひさびさだったので、どうすればいいんだろう?という状態でした(笑)。
撮影がお休みの日は、普通に一人でショッピングモールに行ったり、マッサージ店に行ったりして過ごしていました。タイはナイトマーケットとか、外でのイベントを常にやっていて、日本だと外でのお祭りなどは期間限定になってしまうと思うんですけど、南国ならではのイベントとかもたくさんあったので、街の雰囲気とかも含め、タイはだいぶ満喫できたなって思います。
日本にいるときもそうなんですけど、家でじっとしていられなくて。基本、お休みがあまりいらないっていう仕事人間なので。タイではずっとホテルにいるのがもったいないなと思い、いろんなところに行くようにしていましたね。自分で調べたりとか、知り合いの方に聞いたりして楽しむことができました。
池内:作品の全体的な話でいうと、『インフォーマ』に関わっているスタッフ、役者もそうなんですけど、チームワークがめちゃくちゃ良くて。前作で培った絆がすごく滲み出ていました。内容はすごくディープだったり、ダークだったりもするのですが、実際はみんな良い意味で和気あいあいと。もちろん緊張感も保ちつつですが、本当に素敵な現場で、なかなかこういう現場ってないなって思ったぐらいでした。
そこに僕がポンって入ってきたときに、ちゃんと受け入れてくれたところも嬉しかったし、すごくのびのびとお芝居できて。それは周りの環境のおかげだと思うので、すごく感謝しています。タイでの撮影はとにかく暑かったんですよ。そういうところで芝居するのって、過酷だったりするんですけど、誰も怒っている人がいなかったし、本当にいい現場だったなって思いますよ。撮影が終わった後もスタッフと一緒にラーメンを食べに行ったり、ご飯を食べに行ったりっていうこともありました。
あと、今回カーアクションのシーンがあって。なかなか日本じゃ難しいんじゃないかっていうような撮影で、すごく衝撃的でした。なかなか僕も経験したことがないようなことを経験できたので、ドキドキしましたけど。
--役を憑依させることは大変でしたか?
莉子:私が演じる「週刊タイムズ」タイ特派員の広瀬は、桐谷さん演じる“インフォーマ”木原慶次郎と、佐野さん演じるゴシップ記者・三島寛治の関係性三島さんと関わっていくことで変化していく役でもあったので、私自身が一人で決めても、あまり良いことはないのかなと思っていて。お芝居に関しては、オーディションで監督含めスタッフさんが見てくださっていたので、今回は事前にこうしよう、と決め込まないでいきました。広瀬はわりと明るくて、三島とこういう感じになって、木原とはこういう関係で、など基本の情報は頭の中に入れていたのですが、それ以外のお芝居の感じなどは、とにかく木原と三島のお芝居のやり取りの上で生まれるものを大事にしたいなと思っていました。
さらにタイでの撮影なので、暑さがあって汗をかいてるとか、リアルな環境で出てくる表情とかもあると思うんですよ。それを大切にしたいなと思ったので、今回は初めてって言っていいぐらい、ほぼ役づくりをしないというか、意図的にですけど自然体で演じたいなっていうことを一番思っていましたね。
池内:結構大変でしたね。鬼塚は悪役、ヒール役ではあるんですけど、悪い人ではないんです。ある理由が、彼をそうさせてしまったっていう。そういう、そこの根本の部分はやっぱり持っていないとな、と思っていました。気持ちを持っていくのが大変でしたね。そのモードに持っていくのに、助走がいるというか。
--視聴者の方にメッセージをお願いします
池内:前回は日本でのロケで、今回は半分タイでのロケなので、街並みはもちろん、タイの役者さんも出演されていますし、そういうところも画として楽しめるんじゃないかと思います。ストーリーについても話は重いけどその先に「あ、そういう事だったんだ」って思えるような、ちょっといいお話も出てくるので。アクションもあるし、見どころはたくさんあると思います。前作『インフォーマ』のファンもいらっしゃるでしょうから、その期待に応えられるような続編になっていると思うので「ABEMA」での放送をぜひ楽しみにしていてください!感想の拡散もお願いします(笑)。
莉子:私はやっぱり前作『インフォーマ』を見ていた側として、演じながらも「あ、本当に木原と三島がここにいる!」みたいな気持ちになったりとか、これは今作ならではだ!とか、いろいろな楽しみ方ができると思います。前作を見てくださっていた方は「ABEMA」のコメント欄で、「ここはこうだよ」とか見ていたシーンを教えていただいてもいいのかなと思いますし、今回初めて『インフォーマ』シリーズをご覧になる方は「これって前作にもあった伏線なのかな?」みたいな胸の内を書いてもらってもいいですし!ぜひいろんな楽しみ方をしていただければなと思います。
■ABEMAオリジナルドラマ『インフォーマ -闇を生きる獣たち-』 概要
<第1話>
放送日時:2024年11月7日(木)夜11時〜
放送チャンネル:ABEMA SPECIALチャンネル
放送URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/AeFkFPmSyMPMZ1
<キャスト>
桐谷健太、佐野玲於(GENERATIONS)、莉子、池内博之、二宮和也 他
<スタッフ>
原作・監修:沖田臥竜「INFORMAⅡ -Hit and Away-」(サイゾー文芸)
企画・プロデュース:藤井道人
監督:逢坂元 林田浩川 川井隼人
脚本:酒井雅秋 澤口明宏
制作プロダクション:Lat-Lon
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