三笘薫が昨季最も“印象に残った選手”と再戦する。
ブライトンは21日、マンチェスター・シティと対戦するが、なかでも注目は、三笘と対峙する右サイドバック、カイル・ウォーカーとのマッチアップだ。三笘が「チャレンジさせてもらえなかった」と完敗宣言した相手だ。
日本代表は13日、MIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023でカナダ代表と対戦した。そこに「三笘薫」の名前はなかったが、この代表ウィークを終え、各国ではリーグ戦が再開する。
特に、世界最高峰と言われるプレミアリーグでは、三笘の所属するブライトンが、王者マンチェスター・シティと対戦する。その一戦で、注目のマッチアップが見られるかもしれない。
三笘薫vsカイル・ウォーカーだ。三笘が昨季終了後、取材陣に「印象に残った選手は?」と問われ、険しい表情でこう答えた。「一番は、ウォーカー選手だ」と。
「抜きにいけないような雰囲気があった。チャレンジさせてもらえなかった」
三笘はそう続けたが、実際、初対決は苦戦を強いられていた。昨季、2022年10月は、三笘はベンチ外、ウォーカーは負傷離脱で対決はなかった。迎えた2023年5月25日のリーグ戦は、結果こそ1-1と引き分けたものの、三笘にとっては何度も行く手を阻まれ苦い経験をしていた。
10月15日に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、その試合の解説を担当していた鄭大世氏が、このマッチアップに言及した。
「勝負をさせてもらえなかったという言葉がすごく適切で、(ウォーカーは)相当、自分の1対1に自信があるのか、他の選手は(三笘と)1、2メートルの距離を取るところ、彼はボールの20、30cmの位置までアプローチする。その相手の迫力は未来を見せる。そこで三笘が縦に仕掛けたら、確実に体を入れられるという未来が想像できるくらい、彼の迫力が伝わってくる。まさに勝負させてもらえなかった」
昨季、プレミアリーグに堂々デビューした三笘だが、そのパフォーマンスを封じ込められた相手は数えるほどしかいない。その一人が、ウォーカーだ。鄭大世氏が「(三笘薫がやられる)未来を見せる」と語るほどの迫力を、三笘は二度目の対決で、打ち破れるか。
(ABEMAスポーツタイム)