【キリンチャレンジカップ2023】日本代表2-0チュニジア代表(10月17日/ノエビアスタジアム神戸)
久保建英が“メッシ”を彷彿とさせるトリッキーなFKを見せた。9月に日本人初となるラ・リーガ月間MVPを受賞した久保は、絶好の位置からのFKで壁の下を通すシュートを選択。これにはファンも「そこで下を狙うとは」と驚きと称賛の声が相次いだ。
両者スコアレスで迎えた10分、ストライカーとして先発出場していた古橋亨梧が前線から激しいプレスで相手のパスを奪うと、ボックス前までドリブルで運び、右足に持ち替えて深い切り返しをみせた。これには相手DFも思わず足を出してしまい、ファウルを獲得。ゴール前の絶好の位置で直接FKのチャンスを迎えていた。
この場面、キッカーの位置には右利きの菅原由勢と左利きの久保が並んだ。菅原がステップを踏んでフェイントをかけると、次の瞬間、久保がシュートを放つ。そのボールはいつものように壁を越え、放物線を描きながらゴールに向かうシュートではなく、ジャンプした相手の壁の下を通すトリッキーなものだった。シュートはコースが甘くGKに正面でキャッチされたものの、久保のアイデアとそれを実行できる技術の高さが際立った一幕だった。
この場面にファンは、SNSで「久保ちゃんのフリーキックおもしろかったな」「メッシみたいなフリーキック蹴るやんw」「久保くんさん低い弾道すごい!!」「フリーキックで下狙うとは!中田英寿みたいですね〜」など、驚きと賞賛の声が相次いだ。
久保は68分にも伊東純也のゴールをアシスト。所属クラブでリーグ戦5ゴール1アシストとラ・リーガ得点ランキング2位の結果を残している日本の若き至宝が、この試合でもゴールに絡む結果を残してみせた。
(ABEMA/キリンチャレンジカップ2023)