【スコティッシュ・プレミアシップ】ハーツ1-4セルティック(日本時間10月22日/タインカッスル・スタジアム)
古橋亨梧がスタジアム中からブーイングを浴びてしまった。日本時間10月22日に行われたスコティッシュ・プレミアシップ第9節で、セルティックはハーツとアウェイで対戦。古橋は相手の執拗な守備で倒れ込んだ際に足を蹴り上げるような仕草を見せると、本拠地のスタジアムが一斉に大ブーイングを起こす一幕があった。
古橋がブチギレしたシーンは、3-1でリードする71分のことだった。自陣の組み立てから左サイドを経由して、ハーフウェーライン付近まで下がってきていた古橋がパスを受けようと動いていた。味方と古橋のイメージがズレ、足を伸ばしてかろうじて触ると、ボールは流れてしまう。これをキープしようとしたところに、相手MFのキャメロン・デヴリンが一気に詰め寄ってくる。執拗な後ろからのプレスで古橋は倒れ込むと、その瞬間、苛立ちを見せた。
古橋は倒れ込みながら、右足を振り上げて相手にキックする形になっていた。偶然か、故意か。審判がすぐさま駆け寄って、古橋の“報復”にお咎めなしのジェスチャーをしたことで、本拠地のサポーターが一斉に反応する事態に。
デヴリンが両手を広げて「マジかよ」とアピールするなかで、ハーツのホーム、タインカッスル・スタジアムのサポーターたちは古橋に向かって一斉にブーイングを浴びせたのだった。
古橋はこの日、4試合ぶりとなる今季5点目を決めてチームの6連勝は決定的となっていた。しかし日本代表ストライカーにとって、“進路を邪魔する奴”には、どんな時も感情をあらわにする姿勢を見せた瞬間だった。
(ABEMA/スコティッシュ・プレミアシップ)