6月15日に行われたエルサルバドル戦以降、日本代表は国内外で開催した国際親善試合で6連勝中だ。10月17日のチュニジア戦では、相手の堅牢な守備網をかいくぐり、2ゴールをマーク。その得点力の高さにも注目が集まっている。
日本は10月13日のカナダ、そして17日のチュニジアとの連戦でいずれも勝利を収めた。10月22日に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、今年2度目の完封勝利となったチュニジア戦を、番組スペシャルサポーターの影山優佳と元日本代表・安田理大が振り返った。
まずは前半43分の先制シーン。起点となったボランチの守田英正の縦パスから、ボールを受けた久保建英が相手DFに体を当てられながらも、体幹の強さを見せてキープし、前線の旗手玲央へとパスをつなぎ、最後は古橋亨梧が右足でフィニッシュ。イメージが共有された連係プレーに、影山は「めちゃくちゃ軽やかですね」とコメント。
そして、安田と影山がともに着目したのが久保のフィジカルだ。現役時代に守る側の立場だった安田は「普通だったらこぼれる。ボディバランスがいい」と大絶賛した。
さらに後半24分には、左サイドを突破した久保がマイナスのクロスを送り、右サイドから中に切れ込んできた伊東純也がこれを流し込み、追加点を挙げた。
このシーンでは、久保に一番近いボックス付近で守田が加速し、ゴール中央には古橋も走り込んでいた。しかし、パスの選択肢は久保から最も遠い位置の伊東だった。この冷静な判断に影山は「手前かな?と思うところをそっちなんだ!って」と驚きを口にした。
また、安田は「浅野のヒールもうまかったよね」と久保に向けて後ろ向きでパスを送った浅野拓磨にも言及。番組の進行役・西澤由夏も「すでに1回見ているのに、またワクワクする」と興奮気味に目を輝かせた。
2023年に開催した8試合の国際Aマッチの戦績は、6勝1分1敗。さらに得点数も26ゴールまで伸ばした。絶好調の日本は、11月16日から始まるFIFAワールドカップ26アジア2次予選に挑む。
(ABEMAスポーツタイム)