10月22日に行われたマンチェスター・シティvsブライトンで、三笘薫が圧倒的なパフォーマンスを見せた。
世界最高とも言われるサイドバック、イングランド代表のカイル・ウォーカーを抜き去り、“ほぼ”アシストのクロスを供給。味方の追撃弾につなげたそのプレーが見る者を魅了した。
日本代表の10月シリーズを体調不良のため辞退した三笘薫が、元気な姿でピッチに立った。その初戦は、プレミアリーグ王者マンチェスター・シティ。10月22日に放送された『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では、その試合で見せた三笘のプレーを、番組スペシャルサポーターの影山優佳と元日本代表・安田理大が振り返った。
注目は0-2で迎えた73分のシーンだ。左サイドで受けた三笘はドリブルで一気に敵陣を駆け上がると、目の前の相手を抜き去ってボックス内へと侵入。決定的なクロスを中央に送ると、相手DFがクリアしたボールにアンス・ファティが反応して1点を返すことに成功した。特筆すべきは、三笘が対峙した相手だった。
イングランド代表でプレーする、カイル・ウォーカーだ。世界最高のサイドバックと呼ばれる選手であり、実際に昨季の三笘は、最初の対決で「何もさせてもらえなかった」と嘆いた相手だった。
このプレーを目撃した影山は「見れましたね。ウォーカー選手とのマッチアップ。めちゃくちゃ見応えが。すごかった」と興奮気味に話すと、安田も「ネイマールとかメッシとかも、今までいちばん手を焼いたサイドバックに挙げる選手。昨季はチャレンジもさせてもらえてなかったと言っていましたけど完全に抜いてましたよね」と話した。
王者を相手に見せた三笘のプレーは、すなわち、彼自身の実力がそのレベルにあるということ。技術と緩急を駆使した三笘のドリブルが世界の舞台でさらにセンセーショナルを起こすかもしれない。
(ABEMAスポーツタイム)