LINEなどで語尾に「〜だわ」「〜よん」「かしら」を使う、絵文字を3つ以上連続して使うなどといった「おばさんっぽい文章」が“おばさん構文”などと揶揄されている。
この「まるで話しているかのような」おばさん構文について、慶応義塾大学の特任准教授でプロデューサーの若新雄純氏は「構文というより文章の書き方の雰囲気、言うなれば“文雰”だ。大事なのは文法が正しいかよりも相手に感情が伝わるかだ。おばさん構文ならば思いが伝えられる」と絶賛。
一部でおばさん構文が劣化の象徴と見られている点については「学校や会社において、正しい日本語を学ぶが、そういった基礎を学んだ人生経験豊富なおばさんたちが発明したものだ。劣化なはずがない」と指摘。
さらに、ここで驚くべきことに若新氏からまさかの「おばさん化宣言」が。
「おじさんと冠する言葉は劣化の象徴で僕自身、いつまでも年齢を重ねることを前向きに受け入れられなかったが、それは問題だ。若者ぶるのはもうやめた方がいい。今日をもって僕は堂々と歳を重ね、おじさんではなく、おばさんになる! SNSなどで情報発信する人は確定できない情報も多く扱うため“おばさん分雰”の柔らかい表現が合う。学校で習った正しい文章ではなく、感覚的・感情的な表現を入れることで、相手が笑ってくれたり、心が和らぐ。おばさんっぽくコミュニケーションしていこう」
(『ABEMAヒルズ』より)
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