2023年の秋アニメとして放送中の『葬送のフリーレン(そうそうのフリーレン)』。魔王を倒した後の世界を舞台にした作品で、魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレンが、死んでしまったかつての仲間と話をするために「魂の眠る地(オレオール)」を目指すストーリーです。
▶“魔族を殺す魔法”に敗れるリュグナー 9話
▶「葬送のフリーレン」の由来 8話
▶強すぎた“人を殺す魔法”の秘密 3話
オープニング楽曲は人気の音楽ユニットYOASOBI(ヨアソビ)の「勇者」。そして、エンディング楽曲はmilet(ミレイ)さんの「Anytime Anywhere」です。
この記事では、断頭台のアウラの配下であるリュグナーの基本情報や、アニメでリュグナーの声を演じている諏訪部順一(すわべ じゅんいち)さんについてもまとめています。
目次
- 『葬送のフリーレン』はどんなアニメ?
- アニメ『葬送のフリーレン』リュグナーの基本情報!
- リュグナーの声優・諏訪部順一さんとは?
- アニメ『葬送のフリーレン』リュグナーは強い?使用する魔法は?
- リュグナーは最後どうなる?死亡シーンは何話?
- リュグナー達「首切り役人」とは?
- アニメ『葬送のフリーレン』リュグナーのまとめ
『葬送のフリーレン』はどんなアニメ?
人間よりも長く生きるエルフのフリーレンは、勇者ヒンメル達と10年に及ぶ冒険の末に魔王を打ち倒し、世界に平和をもたらします。魔王討伐から50年後に勇者一行が再会すると、ヒンメルは老いていましたが、エルフのフリーレンは50年前と変わらない姿でした。やがてヒンメルは亡くなってしまいますが、ヒンメルの死をきっかけに、それまで人を知ろうとしてこなかったフリーレンは人を知るために旅に出発します。
アニメの監督は、『ぼっち・ざ・ろっく!』で監督を務めた斎藤圭一郎(さいとう けいいちろう)さん。そして、アニメーション制作は『カードキャプターさくら』シリーズや『魔法科高校の劣等生(1期)』などを手がけたマッドハウスです。
原作は山田鐘人(やまだ かねひと)氏とアベツカサ氏が「週刊少年サンデー」で連載している同名漫画です。
アニメ『葬送のフリーレン』リュグナーの基本情報!
『葬送のフリーレン』に登場する魔族のリュグナーは、長髪で人間の貴族のような格好をしているのが特徴です。初登場はアニメ第7話(コミックス2巻第14話)。
七崩賢と呼ばれている魔王直下の大魔族・断頭台のアウラの配下で、長期間に渡り北側諸国のグラナト伯爵領の軍勢と戦っていました。アウラの配下には首切り役人と呼ばれる魔族達がいて、リュグナーはその筆頭格です。
勇者ヒンメルの死から28年後、アウラの配下であるリュグナー、リーニエ、ドラートの3人が和睦の使者としてグラナト伯爵領に入ります。表向きにはアウラ側が無益な殺し合いに疲弊して和睦を申し出たとされていますが、実際にはグラナト伯爵領を守っていた防護結界を内側から解除するため、リュグナー達が暗躍していました。
フリーレンはリュグナーに魔族は言葉の通じない猛獣だと伝えていますが、リュグナーはその発言を「実に的確な表現だ」と言い、フリーレンは魔族の本質を理解していると述べました。
得意な魔法は「血を操る魔法(バルテーリエ)」。リュグナーは魔法が大好きだと語り、魔法の研究に人生の大半を捧げています。しかしながら、フランメのような天才魔法使いは嫌いとのことで、フランメが1000年前に作り上げた防護結界が現在の魔法を凌駕していることを例に挙げ、天才が作ったものは積み重ねたものの美しさが無いと考えています。
リュグナーと対峙したフェルンは、リュグナーの性格をプライドが高くて傲慢な性格だと推測しました。
リュグナーの年齢に関しては明かされていません。500年以上生きているアウラに従っていて、80年前に勇者一行を見たことがあるリーニエよりも年上のように振る舞っていることから、80歳以上500歳未満なのではないでしょうか。
リュグナーの声優・諏訪部順一さんとは?
アニメ『葬送のフリーレン』でリュグナーの声を演じているのは、声優の諏訪部順一さんです。諏訪部さんは艶のある低音ボイスが特徴で、『Fate/stay night』(アーチャー役)、『黒子のバスケ』(青峰大輝役)、『呪術廻戦』(両面宿儺役)などをはじめとした数々の人気作に出演しています。
声優の活躍を称える「声優アワード」では、2023年11月時点で過去5回にわたって助演男優賞や歌唱賞、パーソナリティ賞などを受賞しています。
もともと諏訪部さんは演出家志望だったそうで、高校や大学時代は映画サークルに所属して自主制作で映画を作っていました。しかし、演技が上手な出演者を集めることが難しかったため、自分自身で演技を学べば演技経験のない人にお手本を示すことができると考えて、養成所に通うようになったことが、声優の道に進むきっかけになったそうです。
諏訪部さんは『葬送のフリーレン』について、「穏やかにも感じられる空気の中、深くしっかりと胸に刻まれるドラマが展開していく…… 個人的に、本作に対しそのような印象を抱いています」とコメント。自身がリュグナーを演じることについては「原作ファンの皆様の中にあるリュグナーのイメージを損なうことなく演じられておりましたら幸いです」と綴っています。
『葬送のフリーレン』以外の2023年秋クールのアニメ作品には、『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』のベルグリフ役、『MFゴースト』の赤羽海人役、『ラグナクリムゾン』のウォルテカムイ役などで出演しています。
アニメ『葬送のフリーレン』リュグナーは強い?使用する魔法は?
魔王直下の七崩賢であるアウラはフリーレンも認めるほどの強さですが、そのアウラの配下の「首切り役人」の中では、筆頭格であるリュグナーが一番強いと思われます。フェルンと比べると、魔力の技術やコントロールの面ではリュグナーが遥か上とのことです。
シュタルクはリュグナーを見ただけで、とんでもなく強いと感じていて「俺達(シュタルクとフェルン)が敵うような相手じゃねぇしな」と発言しました。 ▶第8話
魔族は長い寿命の中で一つの魔法の研究に生涯を捧げると言われています。リュグナーが使用する魔法「血を操る魔法(バルテーリエ)」は、自分の血を操作して攻撃したり、敵の攻撃を防ぐことが可能です。また、他者に自分の血を付着させることで、その人物の居場所を特定することもできるようです。 ▶第8話
リュグナーは不意打ちでフェルンの一般攻撃魔法(ゾルトラーク)を受けた後に、過去にフリーレンからも同じ攻撃を受けたことを思い出しています。フリーレンとフェルンが使う魔族を殺すことに特化したゾルトラークを受けても即死することはなく、リーニエがゾルトラークを食らっていたら死んでいたとの発言もあることから、リュグナーはリーニエよりも防御力が高いようです。
フェルンと1対1で戦った際に、心臓が弱点であることが判明。魔力量ではリュグナーの方が上でしたが、攻撃の速さはフェルンの方が上で、フェルンに魔法の手数で押し切られて最終的に負けてしまいます。▶第9話
リュグナーは最後どうなる?死亡シーンは何話?
リュグナーはフェルンと戦うことになります。魔力の技術やコントロールの面ではリュグナーがフェルンを大きく上回っていますが、フェルンは攻撃魔法を使う速度が早く、攻撃の手数でフェルンに押されていました。
フェルンに隙を作って反撃するため、シュタルクと戦っていたリーニエに援護を頼みますが、リーニエはシュタルクに倒されてしまいます。リーニエが倒されたのを見たリュグナーは、フェルンの攻撃に反応するのが遅れて大きなダメージを負いました。
フェルンの魔法の物量に押し切られたリュグナーでしたが、魔力量が少ないフェルンが魔力切れにならないことを疑問に思います。そして、何かに気づいた様子のリュグナーは「卑怯者め…、お前達は魔法使いの風上にも置けない」とフェルンに伝えます。
最終的に瀕死の状態のリュグナーにフェルンがとどめを刺しました。リュグナーの死亡シーンは、アニメ第10話 (原作コミックス3巻第21話)です。
リュグナーは、フェルンとフリーレンが体外に放出される魔力を制限していることに気づいたようでした。フリーレンは師匠のフランメから、魔力を制限して敵が認識した魔力の誤差で欺いて戦う方法を教えられています。フリーレンも弟子のフェルンに同じように教えていて、リュグナーもフェルンの魔力量を見誤ったことも敗因に繋がりました 。
リュグナー達「首切り役人」とは?
アウラの配下のリュグナー、リーニエ、ドラートの3人の魔族は「首切り役人」と呼ばれています。リュグナーが「私達はアウラ様の懐刀、首切り役人だ」と言うセリフがあるため、「首切り役人」はアウラに忠実で戦闘力も高く、グラナト伯爵領に和睦の使者として遣わされるようなアウラから信頼されている魔族のことだと推測されます。
「首切り役人」の中ではリュグナーがリーダー格です。リーニエは80年前には子供だった描写があり、ドラートはリュグナーから「若い奴」と言われているため、リュグナーが年長者なのではないでしょうか
作中では、リュグナー、リーニエ、ドラートの3人以外にアウラの配下の魔族は描かれていませんが、アウラは80年前に勇者ヒンメル達によってほとんどの配下を失ったとされているので、昔は他の魔族が「首切り役人」だった可能性があります。
アニメ『葬送のフリーレン』リュグナーのまとめ
『葬送のフリーレン』に登場する魔族のリュグナーは、断頭台のアウラの配下です。アウラ達と敵対していた北側諸国グラナト伯爵領に、和睦の使者として派遣されました。
アウラの配下の魔族3人(リュグナー、リーニエ、ドラート)は「首切り役人」と呼ばれていて、リュグナーはその筆頭格です。
アニメでリュグナーの声を演じているのは、諏訪部順一さん。諏訪さんがこれまでに演じてきたキャラクターとしては、『うたの☆プリンスさまっ♪』の神宮寺レン役、『僕のヒーローアカデミア』の相澤消太役、『呪術廻戦』の両面宿儺役などがあります。
(C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
アニメ『葬送のフリーレン』放送回一覧(動画リンクつき)
話数 | サブタイトル(タップで動画へ) | 見どころ |
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1 | 冒険の終わり | フリーレンの涙 |
2 | 別に魔法じゃなくたって… | 約束の花 |
3 | 人を殺す魔法 | スカート捲ったクソガキ |
4 | 魂の眠る地 | かけがえのない「たった10年」 |
5 | 死者の幻影 | 「撃て」 |
6 | 村の英雄 | ド迫力のシュタルクvs竜! |
7 | おとぎ話のようなもの | ヒンメルが銅像を残す理由 |
8 | 葬送のフリーレン | 「葬送のフリーレン」の由来 |
9 | 断頭台のアウラ | 「ヒンメルはもういないじゃない」 |
10 | 強い魔法使い | 「自害しろ」のリップシンク |
11 | 北側諸国の冬 | 漫画作者描き下ろしの女神 |
12 | 本物の勇者 | シュタルクの兄との思い出 |
13 | 同族嫌悪 | 魅惑(?)の投げキッス |
14 | 若者の特権 | むねキュン過ぎる指輪渡し |
15 | 厄介事の匂い | 長尺で描かれたダンス |
16 | 長寿友達 | 最愛の人を喪った長寿種 |
17 | じゃあ元気で | 「もう付き合っちゃえよ!!!」 |
18 | 一級魔法使い選抜試験 | 空が半分しか見えない大きさ |
19 | 入念な計画 | 奇襲を完璧に防ぐフェルン |
20 | 必要な殺し | 必要なおんぶ |
21 | 魔法の世界 | 「殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!」 |
22 | 次からは敵同士 | めんどさ全開なフェルン |
23 | 迷宮攻略 | また箱から尻出してる |
24 | 完璧な複製体 | やきもちフェルンのハグ |
25 | 致命的な隙 | モジモジフリーレン |
26 | 魔法の高み | 金のミミックからも尻出し |
27 | 人間の時代 | 少年ヒンメルの出会い |
28 | また会ったときに恥ずかしいからね | 孫弟子と同じ嫌顔 |
・無料でみられる「葬送のフリーレン」エピソード・見逃し配信一覧