大分県別府市で発生したひき逃げ事件で、逃走を続けている八田與一(はった・よいち)容疑者(27)が交際相手に宛てた手紙を入手。心理学者が人物像について分析した。
 
【映像】八田容疑者が女性へ宛てた手紙の内容
 
 女性は手紙が送られた時期を特定しないという条件のもと、筆跡だけでなく人物像などの分析がなされ、少しでも逮捕につながれば、という思いで手紙を提供してくれた。
 手紙に書かれていたのは、女性に好意を寄せている気持ちや自らの改善点について、さらに女性に対しても改善点を要求するといった内容だった。
 
 この手紙を見た心理学者で明星大学の藤井靖教授は、八田容疑者について「直情的だと思う」と分析する。「(手紙の)前半部分で『オレが◯◯ちゃんのことを好きなところ』など、とにかく文章や内容の整理を考えずに、自分の気持ちのままに羅列している。こういう文章を書く人は直情的で自分の感情に素直で、いろんなことを行動に出したりしやすい」
 
 「手紙自体が3ページあり、最初は結構丁寧に文字も整って書いているが、3ページの1行目ぐらいからどんどん字も小さくなって乱雑な文字になってきている。感情優位の人はとにかく早く書き終わりたい、自分の感情を具現化したいという思いが強まるあまり、字が小さくなる」(藤井教授)