【ブンデスリーガ】バイエルン8-0ダルムシュタット(日本時間10月28日/アリアンツ・アレーナ)
ケインの圧倒的能力が見られた場面だ。CKからのクロスの落下点に入ったイングランド代表FWは、相手に徹底マークされながらも左腕で強引に突き放すと、倒れながらの体勢で強烈なボレーを放った。シュートはGKに阻まれたが、異次元のフィニッシュワークを見せつけた。
スコアレスで迎えた13分、バイエルンがCKのチャンスを得ると、キッカーのレロイ・ザネはファーサイドにクロスを蹴り込んだ。それに対してハリー・ケインは、相手センターバックに徹底マークされながらも左腕を活用することで相手DFに体重を預け、倒れながらという難しい体勢でも強烈なボレーをダイレクトで放った。
無茶苦茶な体勢でも枠にシュートを飛ばせるワールドクラスの選手だ。相手GKのファインセーブに阻まれたが、フィニッシャーとしての能力の高さが発揮された場面だった。
ABEMAで実況を務めた下田恒幸氏は「すっっごいですね。すごいなぁ」と感心している様子。ABEMA視聴者からも「なんちゅう体勢で蹴っとんねん」「エグすぎる」「よう打てるなあの体勢で」と大絶賛だった。
昨季のバイエルンはロベルト・レヴァンドフスキの退団によって、ストライカー不足に苦しめられていた。この状況で今夏に加入したケインは、前エースに匹敵するペースで得点を量産しており、ブンデスリーガでは第9節終了時点で12ゴールを決めている。プレミアリーグで3度にわたって得点王に輝いたストライカーは、ドイツの地でも得点ランキングでトップに立つことができるのだろうか。
(ABEMA/ブンデスリーガ)