【ブンデスリーガ】シュトゥットガルト2-3ホッフェンハイム(日本時間10月28日/メルセデス・ベンツ・アレーナ)
ボックス内の選手が突如として倒れ込んだ。プレーはそのまま続行されたがVARの結果、競り合いの中で平手打ちを喰らっていたことが発覚。故意ではなかったかもしれないが、現代サッカーでは悪いことはできないと思い知らされる決定的シーンとなった。
問題のシーンは18分に起こった。ホッフェンハイムがカウンターを仕掛けた場面で、バイエルがボックス内に侵入し、対峙したシュトゥットガルトDFルオーを交わそうとしたところで突如としてピッチに倒れ込んだ。
ボックス内のプレーだったため、アウェイサポーターは大ブーイング。しかしプレーはそのまま続けられて、クリアボールがサイドラインを割ったところで一時中断となった。ホッフェンハイムの選手たちはすぐさま主審にファウルをアピール。一方、ルオーは「大袈裟だろ」と言わんばかりにすぐに引き起こそうとするが、ルオーは顔を押さえたままピッチをのたうちまわった。
このタイミングで中継映像ではリプレイが流れると衝撃的な事実が発覚。競り合いのなかで、ルオーがボールをクリアしようと左足を出したが空振り。入れ替わりを避けるため、手を出したところで平手打ちのような形となってバイエルの顔面を捉えていた。さらにバイエルはこのプレーで右のまぶたから出血していた。
故意ではないかもしれないが、手を出していることは明らか。オンフィールドレビューの結果、主審はホッフェンハイムにPKを与え、このチャンスをヴェホーストが決めホッフェンハイムがリードを2点とした。
ABEMAのコメント欄でも最初は「何が起きた?」「演技だろ?」などのコメントがあったが、リプレイを確認すると「あっこれは痛いやつだな」「実は本当だった案件」「手が入っちゃったかー」とバイエルを擁護するコメントで溢れた。以前であれば見逃されていたプレーだったかもしれないが、VARにより明らかとなった印象的なシーンだった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)