【プレミアリーグ】ブライトン 1-1 フラム(日本時間10月29日/アメックス・スタジアム)
昨シーズンのプレミアリーグ・タックル王が、フィニッシュの局面で輝いた。ブライトンのビルドアップに対してプレスをかけたフラムは、アレックス・イウォビがボールを奪うと、ジョアン・パリーニャがボックス手前の位置から右足を一閃。強烈なシュートがネットに突き刺さった。
1点を追いかける展開で迎えた65分、フラムはブライトンのGKからの繋ぎに対して前からプレスをハメにいくと、イウォビがボール奪取に成功。そこからハリー・ウィルソン、ジパリーニャへと繋がると、ポルトガル代表MFはボックス手前から右足を一閃。大雨のピッチを切り裂いた強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さった。
ABEMAで解説を務めた鄭大世氏は「タックルだけじゃない!」とコメント。続けて「やっぱイウォビがポイントなんですよ」と、ボールを奪ったナイジェリア代表FWの攻守の切り替えのスピードを賞賛していた。
昨シーズンのプレミアリーグ最多のタックル成功数を記録していたパリーニャは、「破壊王」らしくこの試合でもハードなタックルやエルボーを何度も披露。一方で強烈な右足ミドルも大きな武器で、良い位置でスペースを与えると危険なシューターであることが、このブライトン戦でも改めて証明された格好だ。
防戦一方だったフラムはこのパリーニャのゴールで同点に追いつき、結局はこのまま貴重な勝点1を得ている。三笘薫がフル出場したブライトンにとっては攻守で厄介な存在だった。
(ABEMA/プレミアリーグ)