生き物のなかには、我々人間から見ると、なんとも不思議な習性を持っているものも少なくないが、今回ご紹介するのは、なぜか全身に発泡スチロールをまとっている、珍しい海の生き物の姿だ。
和歌山県の『すさみ町立エビとカニの水族館』が投稿したこの動画(@ebikaniaquarium)に登場するのは、1匹の『モクズショイ』という小型のカニ。しかしその姿はどう見ても、発泡スチロールの破片まみれとなっている“謎の物体”。実はこの『モクズショイ』、その名が示すように、もともと海藻などをちぎっては自分の体につけ、周囲の環境に溶け込むことで外敵から身を守る習性があるそうで、この動画では、水槽の中にあった発泡スチロールをちぎってつけてしまった結果、このような“目立つ姿”となった上に、発泡スチロールの効果で水中から浮いてきてしまったのだという。
その後、同館の職員が発泡スチロールを取り除いたことで、無事に水中へと戻ることができたという『モクズショイ』だが、そのなんともユニークな姿に、動画を紹介した投稿の表示数は110万件を突破。動画を観たネット上の人々からは「何これかわいいwww」「ぽわぽわしてて可愛い笑笑」「発泡スチロールってすごいんだなってそこじゃない」「体中にビート板つけちゃった感じ。可愛いね」「どうやってくっついてるんだろ」といった様々な反響が寄せられている。(ABEMA『週刊BUZZ動画』)