【プレミアリーグ】トッテナム1-4チェルシー(日本時間11月7日/トッテナム・ホットス
パー・スタジアム)
トッテナムの守護神が魂の顔面ブロックでスタジアムを沸かせた。チェルシーDFククレジャは相手守備陣が採った極端なハイラインの裏に抜け出すと、GKヴィカーリオと1対1の状況を作り出した。この場面でイタリア代表GKは身体ごと投げ出して、結果的に顔面でシュートをブロック。鉄壁の守備で失点を許さなかった。
1-1で迎えた58分、チェルシーはトッテナムの極端なハイラインの裏を狙うと、左サイドバック(SB)のマルク・ククレジャが助走をつけて抜け出し、そこに右SBリース・ジェームズからピンポイントのフィードが届いた。
スペイン代表DFは相手GKとの1対1を確実に決めるべく、ゴール前で切り返して丁寧にシュートを放った。これに対してトッテナムGKグリエルモ・ヴィカーリオは、ククレジャが切り返したと見るや、そこに向かって一気に距離を詰めて、最終的に顔で至近距離からのシュートをブロック。魂のディフェンスで失点を許さなかった。
この守備に、視聴者も「ヴィカ神」「顔面セーブきた」「気迫すごいな」「もうすでにMOM」「ナイスガッツ」と心を打たれたようだ。一方で「どうやったら点取れるの?」と嘆くチェルシーファンもみられた。
今夏にエンポリから加入したヴィカーリオは、アンジェ・ポステコグルー新体制を牽引する存在となっている。この試合に限らず、各ゲームで相手に流れを渡さない決定的なシュートストップを披露しており、第10節終了時点でのセーブ率はリーグトップだった。ハイラインでこれだけの成績を残せることは驚異的であり、今季のベスト補強の一つに挙げられている。
(ABEMA/プレミアリーグ)