GENKING. 偽りのユニセックスキャラで恋人を傷つけ、仕事をセーブ「一切断るようにしていた」仕事内容とは?
ユニセックスキャラ時代のGENKING.の写真(当時28歳)
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 GENKING.が、偽りのユニセックスキャラで恋人を傷つけた過去を告白する一幕があった。

【映像】ユニセックスキャラ時代のGENKING.の写真(当時28歳)

 ABEMAでは、稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾による新番組がついに11月からスタート。「7.2 新しい別の窓」リニューアル後の番組名は「ななにー 地下ABEMA」に決定した。11月12日(日)に放送された#2では「ななにー 地下ABEMA LGBTQを考えよう!」と題した企画が展開。LGBTQのテレビでの扱い方を話し、未来に向けた議論を行おうという趣旨だ。

 ゲストとして登場したのは、物心ついたときから自分の性に違和感を抱き、19歳の時に性別適合手術を受けたはるな愛、幼少期からピンクやフリルが大好きで、32歳の時に性別適合手術を受け、女性へ戸籍変更したGENKING.、小さい頃は自分の事を女性だと思っており、46歳の時に性別適合手術を受け、女性へ戸籍変更したKABA.ちゃんの3組。

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 昨今の「LGBTQのテレビでの扱い方」について議論が及ぶと、はるなは「(昔の方が圧倒的に)出しろが多かった。最終的にキスとかして、『うああ』とか悲鳴上げながらも、すごい仕事したっていう充実感を得ていた」と、表現の幅が広かった当時を振り返る。

 現在では“過激”と捉えられるタイトルの番組名も過去には多数あった。「オネエ」「かま騒ぎ」など、今では使うのにためらってしまう言葉が散見されるが、これを受け、EXITのりんたろー。は「使いにくいね…」と主張し、みちょぱも「『オネエ』は使っていいのか迷う……」と考えを示していた。

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 そんな中で、香取が「今、テレビではオネエて言っちゃいけないの?」とストレートに疑問を投げかける。これに対し、専門家として登場した日本LGBT教会で代表理事を務める清水展人氏は「法務省はオネエ・オカマ・モホ・レズなどの言葉を差別用語として明記してます」と説明。仕切り役をしていたキャイ〜ンの天野ひろゆきは「自分は受け入れ体制ができてても、傷ついちゃう人がいるから、そういう方に手を差し伸べた方がいいわけですよね」と見解を示した。

 これを受け、香取は「(そういう言葉が番組名で使えなくなることで)皆さんの出番が減っている。これはどういうことなのかなって思う」と疑問を呈す。以前に比べて、出演番組が激減している現状についてKABA.ちゃんは「こうやって守ろうとしてる人たちが強く意見を言い始めると、逆に出てた人たちの出番は少なくなる」と正直な思いを伝えた。

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 稲垣が「出てたことに対して、(当時)非難を浴びたりとかはあった?」と聞くと、GENKING.は「私は元々、女性しか好きじゃない彼がいるんですけど、私と付き合うことによって『お前両方いけたのか!?』と茶化されることが多くなった。当時、テレビに出ることで、その彼が嫌な思いをしていた。なので、仕事のオファーが来た時は、LGBTQやオネエ要素があるものは一切断るようにしていた」と明かした。

 その時に学んだことは「自分が良くても周りがすごく傷つくんだな」ということ。この話を受け、「ななにー」出演メンバーは「難しいね…」と口を揃えていた。

(ABEMA「ななにー 地下ABEMA」より)

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