【プレミアリーグ】ブライトン1-1シェフィールド・ユナイテッド(日本時間11月12日/アメックス・スタジアム)
【映像】三笘薫、高速ドリブルからの“ゆるパス”でチャンス演出
ブライトンが正念場を迎えている。
今節、ロベルト・デ・ゼルビ監督が率いるチームは、ホームに最下位シェフィールド・ユナイテッドを迎えた。プレミアリーグでは直近5試合で勝ち星から遠ざかっているチームからすると、この一戦で何としても勝ち点3を獲得したかった。しかし、結果は退場者を出したことも影響して1-1のドローに終わっている。
三笘は今季チームで最多プレータイムを記録しており、ミッドウィークのアヤックス戦から中2日ということもあって前半は温存となった。後半からジョーカーとして登場した日本代表FWに対して、地元メディアはどのような評価を与えているのだろうか。
地元メディア『Sussex World』は、この試合に出場した選手たちを10段階で評価。三笘にはチーム3位タイとなる「6」が与えられている。
寸評では「(前半から後半への)インターバルに投入されたが、ブライトンがプレミアリーグで最後に勝利したボーンマス戦のようなインパクトを与えることはできなかった。シュート1本はニアポストで好セーブ。ゴールのためにボーグルにスペースを与えすぎた。今のところ、彼の活躍は見られない」と辛口の評価を受けていた。
ジョーカー的な役割を与えられながらも、決定的な仕事ができなかったのは、三笘個人の責任よりも、負傷者続出の影響がかなり大きそうだ。
実際に彼が途中出場して大仕事をやってのけたボーンマス戦には、左SBの相棒であるペルビス・エストゥピニャンがいた。彼は三笘の内側と外側を状況に応じて駆け上がってくれるため、日本代表FWへのマークが分散される。
このエクアドル代表DFに加えて、効果的な縦パスを出せるルイス・ダンクやダニー・ウェルベック、エヴァン・ファーガソンらを怪我で欠いてしまうとなると、三笘になかなか良い形でボールが入らない。となると、ブライトンの攻撃が停滞するのは必然的で、最後まで決定的なゴールを決めることができなかった。
三笘は日本代表に招集されているため試合は続くが、怪我人たちは今週から始まるインターナショナルマッチウィークの期間中に何人か戻ってくる可能性がある。約2週間の間で主力たちが戦列復帰をすることができれば、11月後半から再び調子を上げることができるかもしれない。
逆に戻ってくることができなければ、年明けまで週2試合ペースでの過密日程が続くため厳しい戦いを余儀なくされるかもしれない。ブライトンが正念場を迎えている。
(ABEMA/プレミアリーグ)