【ブンデスリーガ】バイエルン4-2バイデンハイム(日本時間11月11日/アリアンツ・アレーナ)
バイエルンの”秘密兵器”が圧巻の技術を披露した。後半途中からピッチに入ったFWテルは左サイドのハーフウェイライン手前で、相手DFを背負った状態でボールを受けると、高速ターンで逆を突いて前進。緩急を駆使したドリブルで3人の相手を翻弄し、相手GKとの1対1の状況を単騎で作り出した。
バイエルンが4-2とリードして迎えた90+1分、左サイドのハーフウェイライン手前で途中出場のFWマティス・テルがボールを受けた。
パスを貰った時点で同選手は3人の相手DFに進路を塞がれていたが、狭いスペースをターンして前を向くと、そこから一気にスピードを上げて前進。この流れから進路を塞いだと思われた相手DFに対してややスピードを緩めて近づくと、再び縦へと加速して振り切りGKと1対1の状況へ。最後はハイデンハイムGKケヴィン・ミュラーの飛び出しに阻止されたが、約50mを一人でドリブル突破してチャンスを作り出した。
緩急を駆使したドリブルでハイデンハイム守備陣を翻弄したテルは2005年生まれの18歳の選手だ。まだ荒削りな部分はあるが、ブンデスリーガとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で先発出場の機会がない中でも、公式戦17試合で6ゴール3アシストを記録。今節も4得点目となるゴールをアシストするなど、最高のスーパーサブとして良い働きをみせている。
(ABEMA/ブンデスリーガ)