【ブンデスリーガ】バイエルン4-2バイデンハイム(日本時間11月11日/アリアンツ・アレーナ)
後方から忍び寄る影があった。ハイデンハイムMFディンクチは自慢の快足を飛ばして、ボールをキープしようとしていたマズラウィの背後から接近。そこから身体をぶつけてボールを奪おうとしたが、思いのほか相手DFを派手に突き飛ばしてしまう。本人としてはファウルの自覚がないのか、主審が笛を吹くと驚きの表情をみせていた。
ハイデンハイムが1-2と追いかける展開で迎えた70分、アウェイチームはバイエルンのハイラインの裏を目がけてパスを出した。
このパスに反応したエレン・ディンクチだったが、先にノゼア・マズラウィのカバーリングに合ってマイボールにすることができず。それでも諦めなかった21歳のFWは、背後からひっそりとモロッコ代表に近づき、身体を使ったチャージでボール奪取を狙った。
しかし、これが思いのほか威力が強すぎたのか、マズラウィは前方に吹き飛ばされ、主審も笛を吹いた。驚きの表情を見せたことからもディンクチからすると、フェアなチャージだったのかもしれないが、しっかりとファウルを取られている。
結果的にこのプレーでバイエルンボールのリスタートで再開となったが、直後にキム・ミンジェのミスを誘ったハイデンハイムが同点ゴールを記録。ディンクチのタックルが同点弾をアシストする形となった。
(ABEMA/ブンデスリーガ)