レア決まり手よりさらにレア?送り出して勝ったはずの力士、物言いの末に待っていた想定外の結末に館内も戸惑い
【映像】勝ったと思った瞬間、まさかの結末

大相撲十一月場所>◇四日目◇15日◇福岡・福岡国際センター

 前日には幕内で13年ぶりに「大逆手(おおさかて)」という珍しい決まり手が出た大相撲だが、この日は序二段の取組で、決まり手ではないものの珍しい決着があった。

【映像】勝ったと思った瞬間、まさかの結末

 めったに見られない決着となったのは、序二段九十一枚目・玉の寅(片男波)と序二段九十一枚目・宮谷(武蔵川)の一番。立ち合いから鋭く踏み込んだ宮谷に対して、玉の寅もうまく勢いをかわして逆に背後を取ると、一気に送り出しを狙って土俵際まで追い込んだ。

 中継していたABEMAの視聴者からも「バックハグ」というコメントがつくような体勢で、玉の寅の必勝かと思われたところ、土俵際で宮谷が執念の粘り。これによって両者は前向きのままダイレクトに土俵下へと落下。「ドスン」と大きな音を立てたものの、両者にけがはなかったが、取組に対しては審判団から物言いがつき、協議となった。

 相撲の流れだけ見れば玉の寅の勝利と思われたが、スローVTRをよく見ると玉の寅の足が先に土俵の外に出る「勇み足」に。通常、勇み足は土俵際で寄り切ろうとする力士が、先に足を踏み込んでしまい、土俵を出てしまうケースが多いが、今回は送り出しを狙ったところでの勇み足。視聴者からは「送り勇みはレア」というコメントが寄せられていた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)

【映像】正面から土俵下へとダイレクト落下
【映像】正面から土俵下へとダイレクト落下
【映像】46歳VS45歳、令和の時代で昭和力士対決
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2025年11月場所 千秋楽

更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗

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