11月にワールドカップ・アジア2次予選(16日のミャンマー戦、21日のシリア戦)に臨む日本代表。ただ、ここまで想定外のアクシデントが続いている。
森保一監督は8日に26人の招集メンバーを発表したが、11日にFW前田大然(セルティック)、12日にMF川辺駿(スタンダール・リエージュ)、13日にMF伊藤敦樹(浦和レッズ)、FW古橋亨梧(セルティック)がいずれも怪我と不参加となり、15日には来日もしていたFW三笘薫(ブライトン)も同じく怪我で途中離脱することが決定した。
代わりにDF渡辺剛(ヘンク)、MF佐野海舟(鹿島アントラーズ)、FW細谷真大(柏レイソル/U-22代表に招集されていたがA代表に回る)を追加招集しているが、メンバーは最終的に24人となった。ワールドカップ予選は23人登録のため、ミャンマー戦とシリア戦ではそれぞれ1人ずつがベンチから外れることになるが、「不測の事態に備えて26人を呼んだ」と説明していた森保監督の選択は結果的に正解だった。
この24人をフォーメーションに落とし込んだ最新予想序列は画像の通り。最大の焦点はやはり三笘が不在となる左ウイングだ。二番手の立ち位置だった中村敬斗(S・ランス)、10月シリーズで試した旗手怜央(セルティック)も故障で不在だけに、不透明な部分が大きい。森保監督は15日のミャンマー戦前日会見で、「三笘選手が離脱した左サイドは11月シリーズのポイントになりそうです。相馬勇紀選手の起用などでを含めて聞かせてください」と質問が飛ぶと、以下のように語っている。
「相馬での対応はもちろん考えています。相馬は所属チームでここ数試合、左サイドでやっています。カタール・ワールドカップまでは(南野)拓実もやっているし、10月には(浅野)拓磨にも左サイドでプレーしてもらいました。いろんな選択肢を持って考えていきたい。今日の練習でも試したうえで、明日のメンバーを決めたい」
ミャンマー戦、シリア戦の左ウイングは、相馬、南野、浅野の3人が選択肢になりそうだ。ただ、選手たちは合流日がバラバラなうえ、コンディションは直近の所属クラブの試合日程、そして移動の距離や経路によって様々。そんな難しい状況下で、森保監督はどんなスタメンを組むのか。まずはミャンマー戦に注目したい。
▼日本代表の11月シリーズ概要
開催日時:11月16日(木)19:00キックオフ
対戦相手:ミャンマー代表
会場:大阪/パナソニックスタジアム吹田
テレビ放送:テレビ朝日系列にて全国生中継/ABEMAにて生配信
開催日時:11月21日(火)23:45キックオフ(日本時間)
対戦相手:シリア代表
会場:ジッダ(サウジアラビア)/プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム
テレビ放送:未発表
(ABEMA/サッカー日本代表)