<大相撲十一月場所>◇四日目◇15日◇福岡・福岡国際センター
前頭十四枚目・一山本(放駒)が前頭十四枚目・友風(二所ノ関)を押し出しで下した一番で、両者勢い余って土俵下の客席に突っ込む場面があった。しかしぎりぎりで激突は回避し、ファンも「よかった」「怪我しなければよし!」と安堵の様子を浮かべていた。
立ち合い頭から互角に当たると、まずは友風が突っ張って前に出る攻めを展開。耐えた一山本はあてがって応戦すると、相手がはたき込もうと引いたところを逃さず、頭を下げた低い姿勢で一気に押し出した。勝負が決する際、勢い余った両者は土俵下の観客席最前列に突入。あわや激突という事態だったが、ぎりぎりのところで回避し、周囲を気遣う素振りも見せていた。勝った一山本は初日から4連勝の好調ぶりを発揮。敗れた友風は2敗目の黒星を喫した。
取組を受けて、ABEMAで解説を務めた元前頭の鏡桜は「(友風は)もうちょっと我慢して、突き合ってからのいなしを入れたり、いろいろな探りを入れたほうがよかった」と指摘。続けて「一山本が圧力をかけていた。(友風は)押せないので引くという選択を選んだ」と、一山本の勝因も分析した。
両力士が客席に突っ込む場面に、ABEMAの視聴者も「大丈夫?」「ひやっとする」「危ない」「おっかない」と背筋が冷えた様子。無事に激突を回避すると「怪我しなくてよかった」「砂かぶりの醍醐味」「怪我しなければよし!」と安堵するファンも相次いでいた。
(ABEMA/大相撲チャンネルより)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗





