日本代表史上、最高のディフェンダーとの呼び声が高い冨安健洋はいったい“どのポジション”が好きなのか。
所属するアーセナルでも、日本代表でもこれまで右サイドバック、センターバック、左サイドバックと、最終ラインの全てをこなしてきた冨安が、自身が“好きなポジション”を明かした。
『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)では10月末、番組スペシャルサポーターの影山優佳がアーセナルの本拠地ロンドンを訪れ、冨安に様々な質問をぶつける対談の様子が伝えられた。
1998年生まれで25歳の冨安と、2001年生まれで22歳の影山の“ほっこり映像”から、番組は始まる。ロンドンの街を2人で話しながら歩く一幕では、影山が「すみません、ちょっと若くて」と言うと、冨安は「まだまだ子供だな」と返答。普段は見られない“素の冨安”を映していた。
場所を移し、本題のサッカートークに入っても、冨安の表情は笑顔が絶えない。ピッチとは異なる柔らかさと真剣な眼差しを織り交ぜながら、対談が始まっていた。
影山が真っ先に問いかけたのがこの質問だった。
「場所、場所で求められている役割が違う。切り替えなきゃいけない。大変では?」
最終ラインの全ポジションをこなす冨安は、これに対して「毎回ミーティングの時に、『今日俺、どこ見ておけばいい?』って聞きます(笑)」と答え、笑いを誘う。続けて影山は核心に迫る。
「日本代表で一番やりやすいポジションは?」
右サイドバックも、左サイドバックも、もちろん左右のセンターバックもこなす冨安だが、やりやすい場所はあるのだろうか。日本中のサッカーファンが気になるその答えは──。
「(日本代表だったら)左センターバックですね」
やはり、と言うべきか。センターバックが冨安の“定位置”のようだった。冨安は続けて「1本でもやられたら、それで試合に負けることもある。大変なポジションだなと思います」とディフェンスの難しさを口にしたが、それは逆に、彼の存在価値とこだわりが垣間見えた瞬間かもしれない。
(ABEMAスポーツタイム)

















