いよいよ、次のワールドカップに向けた戦いが始まる。「僕たちには、今しかない」。ワールドカップ・アジア2次予選を前に、日本最高のDFと言われる冨安健洋が、大会に懸ける想いを語った。
現在、世界最高峰と言われるプレミアリーグで戦い、屈指の名門アーセナルに不可欠な最終ラインのキーマンとなっているのが冨安だ。激しいポジション争いのなかで、11月のリーグ戦では2試合連続で先発フル出場。指揮官からの信頼は厚く、今季もフル稼働でピッチに立ち続けている。アーセナルでの戦いは、冨安にとって非常に大きな意味を持つものだった──。
『ABEMAスポーツタイム』(ABEMA)の特集のなかで、W杯に向けた想いを語る一幕があった。
番組スペシャルサポーターの影山優佳がアーセナルの本拠地ロンドンを訪れて行われたインタビューの終盤、「W杯に懸ける想い」を聞くと、強い言葉が返ってきた。
「日本サッカー協会としては2050年までにW杯優勝を掲げていますが、僕たちには今しかない。次の大会に全てを懸けたい」
1998年生まれで25歳の冨安は、2026年6月の大会開幕時に27歳となるだけに、「選手としても一番いい時期に迎えられる。チームとしても一番成熟したタイミング」と見据えている。だからこそ、「自分のチームでできる限りのことをやる」という想いが強いのだ。
「自分のチームで毎試合毎試合、出続けている状態で臨むW杯と、試合に出たり出なかったりで臨むW杯とでは、全く違う状態になる。チームの主軸として出続けてW杯に臨む。逆算して考えたい」
アーセナルの主軸として戦い続けることが、日本代表の戦いにつながる。「僕たちには、今しかない」と強く語った森保ジャパンのDFリーダーは、チームをどんな高みへ導いていくのか──。
(ABEMAスポーツタイム)

















