久保建英が話題となっていた、「過密スケジュールによる疲労と長距離移動問題」について改めて私見を展開した。
ミャンマー代表戦(ワールドカップ・アジア2次予選)を翌日に控えた11月15日の日本代表トレーニング。14日から合流していた久保はランニング中からリラックスした表情を見せ、ロンド(パス回し)では大声を出しながら持ち前の華麗なテクニック、そして身体を投げ出しての鋭いスライディング・タックルなどを披露。コンディションは悪くない印象だった。
練習後のメディア対応では、10月シリーズのコメントに関して改めて質問が飛ぶ。所属するレアル・ソシエダでフル稼働中の久保は、欧州から帰国しての代表戦の負担について問われると、「(身体は)正直キツい」と返答。それがメディアやサポーターの間で広がって論争となり、この11月シリーズに向けて森保一監督がほぼベストメンバーを招集した際にも様々な声が出た。
ただ、この日の久保は疲労について聞かれると、「全然。前回は聞かれたから答えただけで、とくにそんなにしんどいとは思ってないですし、サッカーが好きでやってるんで、問題はないですけどね」とコメント。さらに次のように続けた。
「(所属するレアル・ソシエダの)みんなが練習だけしてる期間に試合できてラッキーくらいの気持ちで代表に来てるんで、まあ楽しみですよね。(怪我のリスクは)とくに僕はコメントすることはないんですけど、国際Aマッチ期間に選手を呼ばない理由はないので。チームにいても別に練習するだけですし。そういった意味で、みんなが自分の置かれた状況に慣れていくことが大事だし、少なくとも僕は感謝したいなと思います」
レアル・ソシエダにおける今シーズンの久保は、ここまで公式戦18試合で16試合に出場。しかもキャリアで初めて出場しているチャンピオンズリーグは欧州最高峰の大会だけに、心身の負担が小さくないはずはない。それでも「試合に出たい」と「日本のために戦いたい」と闘志を燃やす。
まずは今日のミャンマー戦で、久保にはハイパフォーマンスを期待したい。
▼日本代表の11月シリーズ概要
開催日時:11月16日(木)19:00キックオフ
対戦相手:ミャンマー代表
会場:大阪/パナソニックスタジアム吹田
テレビ放送:テレビ朝日系列にて全国生中継/ABEMAにて生配信
開催日時:11月21日(火)23:45キックオフ(日本時間)
対戦相手:シリア代表
会場:ジッダ(サウジアラビア)/プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム
テレビ放送:未発表
(ABEMA/サッカー日本代表)