【北中米ワールドカップ・アジア2次予選】日本代表5-0ミャンマー代表(11月16日/パナソニックスタジアム吹田)
【映像】上田綺世が代表初ハットトリック&南野拓実が2アシスト!
日本代表は16日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選でミャンマー代表と対戦し、上田綺世のハットトリックや南野拓実の2アシストの活躍で快勝した。
FIFAワールドカップカタール2022の激闘からおよそ1年。次は北中米ワールドカップに向けたアジアの戦いが始まる。FIFAランキングでアジア最高位となる18位の日本が、同158位のミャンマーをホームに迎えた。明らかな格下との試合だが、日本は多くの負傷者を抱えてこの一戦に臨む。センターバックの主力を務める板倉滉がメンバー外となり、前田大然、川辺駿、伊藤敦樹、古橋亨梧らはメンバー発表後に離脱が決定。さらに前日15日には三笘薫の離脱も発表されるなど不安な船出となった。
森保一監督はメンバーを大幅に入れ替えてこの一戦に臨む。従来の4-2-3-1フォーメーションを採用し、GKは大迫敬介、バックラインは右から毎熊晟矢、谷口彰悟、町田浩樹、中山雄太が並んだ。中盤はダブルボランチに鎌田大地と田中碧のコンビを置き、2列目は右に堂安律、中央に南野拓実、左に相馬勇紀。最前線は上田綺世が務めた。
試合は戦前の予想通りミャンマーが自陣深くにブロックを敷いて対応。6-3-1のように最終ラインに人を並べてピッチの幅を埋める。圧倒的にボールを保持する日本は、両サイドから崩しにかかるも決定的なチャンスは作れず。それでも11分に南野拓実が浅い位置から入れたクロスボールを、上田がヘディングで合わせる。後ろから来たボールを完璧にミートして、ゴールネットを揺らした。
以降も日本が主導権を握り、28分には田中の縦パスを受けた鎌田がミドルレンジから左足を一閃。引きこもる相手に、強烈なミドルシュートを突き刺してリードを広げる。前半終了間際には、右サイドのスローインの流れから、堂安のスルーパスに反応した上田が流し込んで3点リードとしてハーフタイムを迎えた。
後半は谷口と鎌田を下げて、渡辺剛、さらにはデビュー戦となる佐野海舟がピッチに立った。すると50分には、またも南野のパスから裏に抜け出した上田がネットを揺らしてハットトリックを達成した。
66分には上田と2アシストの南野を下げて、守田英正と細谷真大がピッチに送り出される。その後も相手コートで試合を進める日本は、86分には堂安もゴールを奪い終了のホイッスル。アジア2次予選初戦は上田と南野の活躍で完勝となった。
(ABEMA/サッカー日本代表)